イロモノ担当

先に言っておきます。
今日と明日、ストリートファイターという格ゲーについて。
今回はエドモンド本田の必殺技。
明日はダルシムの村。
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基本知識
エドモンド本田(以下本田)
相撲の人。
姿かたちはだいたい関取だけど、色々とハデ。
張り手や頭突きで戦う。
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本田の必殺技と言えば、頭突き。
それも、ミサイルの如く相手に飛んでいく頭突き。
それは、彼が初めて登場したときから彼が習得していた技。
この技を出すと、突然彼の身体は地面と水平になり、頭を相手に向けて景気よく突進していく。
手は前に出すこともなく、身体にぴたりとつけられ、それこそ頭から突っ込んでいく感じ。
結構早い。
僕は最近のストリートファイターに出ている彼の頭突きを見るたびに、開発者のあきらめにも似た怒りを感じずにはいられません。
彼らは本田を登場させ、キャラクターを作成するときにいつも思うでしょう。
「頭突き、相撲の技じゃねーんじゃね?」
心情的に、関取の必殺技が相撲の技っぽくないのは、いやなはず。
彼らは一番最初に本田のプロファイルを作成した人物を怒りたい気持ちでいっぱいでしょう。
「お前が「頭突きが得意」とか書かなければ、本田の必殺技は「突進張り手」とかの相撲技っぽいもので、事なきを得たのに。」
「明らかに本田をイロモノ扱いにしている。ウケがいいように、な!!」
でも、本田誕生時に、既に彼がそれを習得しており、しかも主力となる技であったため、もう方向転換できないのです。
愛を持って本田を作成する開発者たちは、おそらくイロモノ担当としてイロモノな必殺技を与えられた本田に対して、こう思っているでしょう。
「頭突きは、もういいんだよ。」
ところが、そんな彼らの心情を逆なでするような事柄が。
最近のゲームには「超必殺技」という、なんだかある意味遺体を粗末に扱うんじゃないかと思わせるような印象の技があるのです。
本田の超必殺技。
鬼無双。
この技を繰り出すとき。
本当は張り手を繰り出したいであろうに。
相手に向かって頭突いていく本多に、開発者はこう思います。
「頭突きは、もういいんだよ。」
「頭突きは、もういいんだよ。」
・・・悲しいことに、鬼無双は頭突きを2回出す技なのです。
追記
本田には他に、頭突いたあとに張り手を出す技もあり、ある程度の相撲技フォローがなされていますが、頭突きを外すことはできないのか・・・。

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