旅行3

観光目的で教会やら寺院やらを回ったのだが、そのとき、僕は帽子をかぶっていた。
一般的に帽子をかぶったまま建物の中に入るのはだめ、だったような気がする。
そんなことを思い出し、境内に入るときに僕は帽子を脱いだ。
ところで、帽子を脱ぐという行為は、何を意味するのか。
寺院、教会もしくはそこに奉られているものに対する敬意だろうか。
後世にまで影響を与えているのである。
そら帽子を脱がないかんな。
でも、一方でこんな言葉を思い出していた。
「人の残したものが、そのまま永世残されると思うか?。」
「残るものは、自然そのものだけだ。」
うーん。一理あるね。
人の作った物理、精神的なもの。
どちらでも、いつかはなくなるだろう。
人がいなくなっちゃったりすると、なおさらだ。
まぁなんだ、両方大切なのだなぁ。
次はなにやら宝石店へ向かうことに。
そこでは肉食動物の目をした店員さんたちが、僕らを狩ろうとしている。
要は、なんか買え的な雰囲気だ。
でも、僕は教会で、帽子を脱ぐことで敬意を払ったのだ。
ここでは帽子を脱ぎ、何も買わないことで宝石に敬意を払おう。

「旅行3」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    そんな野獣たちに僕は言う。
    「ピジョンブラッドのルビーで鎖タイプのピアスは無いですか?」

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    店員さんの目もギラギラしてたけど、商品もやたらギラギラしたのが多かったよ。
    そう、中年女性的な、あの。

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