草のざわめき、火薬のにおいの銀河ステーション。

8月11日の夜から15日にかけて、ペルセウス座流星群が、なんかこう、だった。
こういうのは基本的に大好物なので、12日の22時ごろ、僕は田んぼの真ん中に立っていた。
そして、見上げていたら首が疲れたので寝転がった。
こういう「理由」みたいなものがないと、夜に田んぼで寝転んだりできないもんね。
流れ星は見えない。
近くの広場では、若者たちが花火で盛り上がっている。
「無軌道な若者」という言葉は様々なメディアで取り上げられており、その使い勝手の良さは他の追随を許さない。
当ブログでもちらちら見え隠れする。
「無軌道な若者たちが大暴れ」
ほら、もうニュースがひとつ、できちゃった。
「無軌道な若者たちが秋葉原歩行者天国を踏破」
ほら、歩いただけなのに、何か意味持っちゃった。
「無軌道な若者たちによる、よさこい祭り」
ほら、善悪つかなくなっちゃった。
便利な言葉だ。
ただ、広場で花火をやっている彼らのことを「無軌道、云々」というのはちょっとへんだ。
例えば、僕が誰かに彼らのことを報告しようとする。
「広場で無軌道な若者たちが、花火をやっているんですよ。」
このように人に報告するだけで、花火をやってるだけなのに、なんとなく彼らの印象の悪くさせることができるのだ。
だが、人は次にこう尋ねる。
「あなたは何をやっているんですか。」
すると、僕はこういわざるを得ない。
「田んぼで寝転がっています。」
何かの大逆転だ。
花火をしていた善良な若者たちは、自らも知らぬうちに大逆転を収めたのである。
「無軌道な若者たちって、ほんと、便利な言葉だよ・・・。」
この言葉を言い終えぬうちに、一筋の線が、音もなく夜空に描かれる。
彼は、最後の軌道を、無事に乗り終えたのだ。

「草のざわめき、火薬のにおいの銀河ステーション。」への3件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >>この言葉を言い終えぬうちに、一筋の線が、音もなく夜空に描かれる。
    彼は、最後の軌道を、無事に乗り終えたのだ。
    なんか受賞できそうな一文。
    ワタクシも13日あたりは浜辺で星を見たとです。
    1回流れ星をみたけど、流星群だったのかしら。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >>カルス
    何で流星群言われてるのに、一個しか流れないんやっちゅう話なわけですな。
    絶対出し惜しみだよな。
    >>ダミアン
    全軌道な若者!!。
    ちょっと欲張りすぎやしないか、若者!!。
    どんなニュータイプだ、若者!!。
    ちなみに、無軌道な若者の逆は、軌道な若者とみました。

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