ドラマチック

どうも僕には、「オーラ」みたいなものが他の人よりも少ないらしい。
例えば、向こうから知った顔が歩いてくる。
だが、僕は気付いているのに、向こうは気付いていない。
例えば、駅で待ち合わせたとする。
だが、僕は気付いているのに、向こうは目の前の僕に気付かず、キョロキョロしている。
こういうのを何度も繰り返していると、どうしても人見知りするようになってしまう。
人見知りする人のイメージは「控えめな感じ」だったりすると思うが、必ずしもそうではない。
やつらはかなり異様な行動を起こすことがある。
・緊張しているのか、行動が直線的。
・飲み会で、頼まれもしないのに所さんのものまねをしだす。
・知り合いに見つかったときの身のこなしがやけにすばやい。
・どんなときでもすぐに絆創膏を取り出せる。
・目が合うと、はじかれたように目をそらす
・四つ葉のクローバー 探しながら君の顔 ちらり盗み見ては目をそらす
こんな感じ。
こんな行動を取ってしまう理由はひとつ。
「自分は相手に見えているか」を確認するためなのである。
わざと異様な行動をし、相手のレスポンスを見る。
そして「あぁ、この人は僕のことが見えているんだな。」と確認するのである。
さて、僕は今、新宿。
誰も僕のことを見つけてくれなくて、泣きそうだ。
泣くのは、ここではさほど異様ではないだろう。
何故君は、配っているティッシュを僕にだけくれないんだい?。
君の配っているうちわ。僕もほしかったなぁ。
「みんなー!!。僕は、ここにいるよー!!。」
これはかなり異様だが、僕は自分を捨てたくない。
そんな中、この、広い世界で、僕を見つけてくれた男がいた。
アリガトウ!!。
彼は、親切にも手相を見てくれるという。
コトワルヨ!!。

「ドラマチック」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    申し訳ないが、7942氏は半径2m以内にいてくれないと視認できない。
    なんだかわからんけど、デフォルトでもの凄いジャマー。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    視線に対するデコイが、ワキあたりから分泌しています。

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