前日の続き。
すごくかっこよくて、頭もいいが、香水のことを全く知らないキヨヒコ君との毎日。
キヨヒコ「あれ?。今通り過ぎた女の人、花のにおいがした!!。」
「あれはな。花束を自分の体に打ちつけるというストレス発散法や。」
キヨヒコ「あれ?。今日のおとうさん、何か、ヘンににおうなぁ。」
「じゃあ、だいぶオーラが満ちてきてるな。」
キヨヒコ「あのおばちゃんの集団から、ずいぶんきついにおいがただよってきた!!。」
「こちらに敵意を持っているようだな。」
キヨヒコ「あれ?。今日のサヤカちゃん、甘酸っぱいにおいがする。」
「写真部でわたがし食べてきたのよ。」
キヨヒコ「あれ?。この席、いいにおいの他に、ほてってくるような気がする。どきどきしてきた!!。」
「近くに女王アリが来とるんや。」
キヨヒコ「売人はヨウコだな。くさいもん。」
「それは分かるんか・・・。」
そんなキヨヒコも、今では麻薬捜査官。
同僚から「犬並み様」と呼ばれている。
明日は、「目が輝いていて16頭身、今までに出たチョコエッグのおまけを全て暗記しているが、いろいろと全く知らない友人」をクリエイト、いじってみます。
追記
「じゃあ、だいぶオーラが満ちてきてるな。」のオーラを、オーラ力(ちから)にするかでちょっと迷いました。
投稿者: nimbus7942
画竜点睛その1
容姿端麗、頭脳明晰。
なんでもござれの完璧人間では、主人公はつとまらない。
というのは、よく言われること。
確かにストーリー上、人間として弱いところとかがないと、のっぺりした展開になることが多そうです。
「救い」というイメージを対象として考えると、
自宅→優勝→遠征→優勝→地球→宇宙→別次元→全体的に救う
みたいな感じ。
でも、それだと面白くないので、ウィークポイントみたいなのが必要かもしれない。
「救い」というイメージを対象として考えると、
自宅→地球→「宇宙から見ると、地球って青いね・・・。」→自宅→こたつ→鬼ごっこ→「君を守る!!」
くらいに抑揚があるとよさそうだ。
今、何も考えずに書いたものを見ると、やけに「うる星やつら」臭がするのは何故か。
ともかく、アンバランスな感じの人のほうが、色々と広がりそうな感じではあります。
でも、三国無双というゲームでは、完全超人っぷりが、いいらしい。
話によると、100人くらい、ぼー立ちしている敵を切りまくる遊びらしい。
冒頭の人物像は、ゲームではタチまくるらしい。
このように対照的な例がありますが、自分の友達とかで考えると、やっぱり何か抜けている人物の方が面白いと感じます。
ということで考えついた人物像。
「カッコよくて頭もいいけど、香水のことを全く知らない友人」をクリエイト、明日いじっていこうと思います。
よりみち
何か書くとき、よく思うことが、いかに「よりみち」する内容に仕上げるかということ。
皆さんもあるのではないでしょうか?。
誰かと話をしているとき、ぽつんと頭に浮かぶなにか。
でも、話の派生として考えると、黙っておいた方が喜ばしかったりすること。
よりみち上等
こころは純情
夢にまで見た武道館
うなるオルガン
きしむ教壇
歌う教師の存在感
唐突に現れたのは、今の僕の「ぽつん例」。
喜ばしいのは、せいぜいブログに載せるところまでだ。
リーンカーネーション
デパートや一部の駅のお手洗い場では、水と洗剤が自動で出るようになっている。
おそらく2つセンサーがついており、例えば水の方に手をやると蛇口をひねらずとも水が出、手を引っ込めれば止む。
今では当たり前だが、僕はいつも感心する。
何故かというと、蛇口ね。
今までは、蛇口をひねって、手を洗った。
すると、我々はもう一度、蛇口をひねらなくてはならなかった。
手を洗いたいくらいだから、手は汚れている。
その手で蛇口をひねるので、蛇口は汚いはずだ。
なのに、もう一度それに手を触れなければならないという事実。
僕は手を洗うたびに、因果というか、理というようなものを感じていた。
(同様のものを、ハンドソープの押す部分にも感じている)
そこにきて全自動である。
トイレから出たときは、ほぼ無菌状態であると言っても過言だ。
そこまでは行かなくとも、十分清潔感は得られている。
我々は、因果という鎖を断ち切ることに成功したのだ。
でも。
今日、いつものように手を洗っていると、思わぬことが。
手の位置がヘンだったのか、センサーがイカれたのか。
洗剤と水が同時に射出である。
永遠に生まれてくる泡。
容赦なく流しまくる水。
色んなタイプの人間のいじりやすい事象が、ここにも。
鬼は外、かたきは内その2
【昨日からの続きなので。】
あらすじ
敵討ちの旅も、もう2年。
妙之進と助次の旅は、佳境を迎えるのであった・・・。
「では助次。あの男に着物を譲ってほしい旨を伝えてきてはくれまいか?。」
「それはできません。」
「なぜ。」
「私は、男色の気があるとは思われたくないのです。」
「しかたない。他の「かたき」を探すか。」
「そうしましょう。」
「妙之進さま!!。あの男の鞘、血で濡れておりますぞ!!。」
「む。あの血、父上のものか!?。」
「まぁ、2年前ですし。」
「しかも、かなりの手足れと見える。」
「この間の話、聞きました?。敵討ちの「白石のおしず、おおばば」チーム、返り討ちにあったそうな。」
「私もその話を思い出していたところだ。」
「妙之進さま!!。あの猫、こちらの様子をうかがっておりますぞ!!。」
「いきなりだな。いきなり、超えちゃいけない壁、越えたぞ。」
「敵に壁なぞございません。どうなさいます?。」
「では、こちらも壁を越えさせてもらうが、そもそも殺生はいかんよ。」
「妙之進さま。色々と振りましたが、現在「かたき」のシンボルですら打てないありさま。どうなされるおつもりか?。」
「だから着物もらっておけばよかったのだ。」
「そうだ。妙之進さまの、そのホクロを打ちましょう。気になっていたのです。」
「確かに、このホクロはあの一件が起きたときあたりに突然生じた、ような気がする。さては、こいつが元凶であったか・・・。」
「思い立ったがなんとやら。いざ、勝負!!。」
「でも、切れんな。」
「何故ですか!!。」
「だって、この部分だけ切るってなっても痛いし、ヨーロッパのどこかでは、肌の白さを際立たせるからか「美の種子」とか言われているのだぞ?。」
「・・・しかたありませんね。では、とりあえず「美の種子」について、考えてみましょう。」
ご主人と私、助次が旅を始めて2年。
方向性が合っているのは、確かだと感じた。
とある夏の日。
鬼は外、かたきは内
敵討ちって言うと、かっこいいかもしれないけど。
やるほうは大変なのだ。
まず、敵を見つけるのが一苦労。
それができずじまいで、しかも帰る場所もないから一生放浪するような人も結構多い。
それに、返り討ちってのも、十分考えられる。
ご主人と私、助次が旅を始めて2年。
もう、飽きてきた。
とある夏の日。
「妙之進さま!!。あすこで団子食う男は、敵ではありませぬか!?。」
「いや、似てはいるが、違うな。」
「妙之進さま!!。あすこでかんざしを選ぶ男は、敵ではありませぬか!?。」
「いや、似ていないな。」
「妙之進さま!!。前から歩いてくる男の着物は、敵と同じではありませぬか!?。」
「確かにそうだが、それがどうした?。」
「妙之進さま。辻斬りの一件から、2年が経ちました。敵の風貌も変わってございましょう。そんなときは、むしろ顔立ち以外の特徴を探さねばならないときもございましょう。」
「間違いというのもおこるであろう。」
「妙之進さま。敵討ちの旅に出てから、もう2年が経ちました。時代も風俗も変わり、人も変わるのです。」
「ふむ。」
「妙之進さま。もはや、我々が探しているのはあの男ではございません。そもそも、その男のちゃんとした記録もございません。我々が探しているのは、「かたき」という、ある種のシンボルで、クリーチャーなのです。」
「ふむ。確かにこの2年間、我々は愚直なまでに男を捜してきた。しかし、その記憶も、記録も曖昧だ。まだ、確かと認識できた衣装を敵とするというのも、わかるな。」
「左様にございます。」
「では、あすこの団子屋で、「シンボル」と「クリーチャー」について、もっと適切な語句がなかったか、考えてみよう。」
続かなくてもよさげだけど、つづく。
セシウムの胎動に抗う術
老いというものは、ほっといても来るものだ。
だが、年齢という数値データ以外には、いまいち不明瞭なものでもある。
老いとは、どういうものか。
例えば、あなたがベンチで座っているとき。
座っているだけなのに、ときどきため息を吐いたとすると、それは、老いだ。
そして、そのため息を隠そうとしない点も、老いだ。
また、そもそも用も無いのにベンチに座るという段階でも、老いだ。
座っているだけなのに、行く人行く人があなたに向かって手を合わせたとすると、もうボーダーラインだ。
例えば、あなたが道を歩いているとき。
前から来た男の子に、
「くせー!!。お前、うんにょ垂れたろ!!。」
と、言われたとする。
老いていないものは間髪いれず、100%のちからで「垂れてへんわ!!。」と言うだろう。
しかし、老いているものは違う。
「垂れてへんわ!!。」と言う一方、数%でも「もしかしたらさっきのおならのとき・・・。」とか考えてしまうのである。
この度合いが大きいほど、老いていると言える。
老いというものは、ほっといても来るものだ。
垂れてないときくらいは、100%のちからで「垂れてへんわ!!。」と言おう。
鰭脚類からのお中元
ずいぶん前、ある人へのプレゼントを決めあぐねている時期があった。
以前書いたように、プレゼントというものは渡す楽しみもあるけどセンスも問われる。
学校では教えてくれない分野だ。
「なにあげるかな・・・。」
そんなことをすっかり忘れていた帰路の車中。
向かいの女の子が読んでいた本を見て、ハッとした。
「ギャグ・だじゃれ大百科」
詳細なタイトルは忘れちゃったけど、とにかくそういう大百科なのだ。
感じとしては「昆虫図鑑」、「ドラえもん道具大百科」とか、「ポケモン大百科」的な、文庫本サイズで分厚いやつ。
これだ!!、と思った。
と、いうのは。
プレゼントする人というのは「サブいことで選挙権を得ている」と認知されているような人なのです。
この本をプレゼントとし、人生のバイブルとしてもらおう。
このような本を読まなくてはギャグが言えない人は、そもそも言わない方がいいだろうが。
で、本屋で探しやすいようにメーカー名や特徴を探すことにしました。
すると、表紙に「トドのおとどけもの」とあることに気付きました。
「トドのおとどけもの」!!!
「トドのおとどけもの」!!!!!!
おーい、みんな。
こっちこいよ。
「トドのおとどけもの」。
「かあさん。誰からだね?。」
「トドだわ。」
おしゃれ部分が2文字である。
階段だと2段目。
テトリスだと2段消し。
「ぷよぷよ」だとファイヤーかな。
・・・これを表紙に持ってきたかー。
もちろん、何が面白いかは年代によってかなり異なる。
ギャグ、ダジャレも、年代やタイミングがポイントだし。
そもそも、ギャグ、ダジャレの意義は多岐にわたり、不明瞭だ。
だが、上記3行を吹き飛ばすトド。
幼稚園でくだんのダジャレを得意げに言い、いじめの対象になったりしないだろうか?。
編集者は、対象が子どもだと思って、テキトーにしてないか?。
ゆゆしき問題である。
とりあえず、僕は「トドのおとどけもの」が通用するしないをいろんな人に試してたいと思いました。
たぶん、学術的に貴重だ・・・。
そんなこんなで無事にこの本 + 類似本をプレゼントすることに。
・・・封が開けられたとき、僕の選挙権が剥奪されました・・・。
怖くて、メアドでも変えるほかない。
おとといくらいに「悔しくて、土でも掘るほかない」というフレーズが浮かびました。
こんな言い回しはないはず。
でも、
やけに濃いものを感じるのは僕だけでしょうか。
なんだか、そこらの比喩を寄せ付けない負の力が漂っているように感じるのです。
英明「でさー。そいつ、俺が貸してたビックリマンシールをばら撒き始めたんだよ。」
陽子「うそー!。大変じゃん。」
英明「その上走り出しちゃって。もう回収不可能!。」
陽子「キラは?。キラシール。」
英明「全部だめ。もうほんと、きっついよー。」
陽子「まあ、もう大人だし、あきらめなよ。」
英明「ほんと悔しくて、公園で土でも掘るほかなかったよ・・・。」
陽子「・・・?。ああ、そうなん・・・・・・・・!!!。」
英明の指先を見て、陽子は言葉をなくした。
そして、最終電車の中でケータイをいじるのだった。
出世魚
ミミズが「地竜」と呼ばれるまで。
【意識の具現化】
:何かのはずみで「竜になりたい!」という意識が生じ、それがどこかで具現化する。
・知り合いのオーケストラを聴きに行き、バイオリン購入を検討したときの意識。
・下腹が油断してきたのを、大丈夫と言い聞かせてきた。だが、数値データとしてそれを突きつけられたときの意識。
【具現化した意識は、以下の手順を踏み、竜となる】
「ケーブル時代」
:全身を用いて何かを伝えようとする能力が養われる。
・電話線(一ヶ月)
・インテル入ってるの部分(一ヶ月)
・海底ケーブル(三ヶ月)
・光ケーブル(無料お試しキャンペーン中)
「ヒモ時代」
:長いものたる基礎知識、誇りが養われる。
・くつひも(虫の知らせが入り、切れるまで)
・あやとり(もう、どうにもならない状態になるまで)
・あけみとの生活(三ヶ月)
「ヘビ時代」
:忌み嫌われる存在でも、その誇りを失わない能力が養われる。
・酒に漬けられる(酒が琥珀色になるまで)
・川口浩に狙われる(2時間程度を数回)
・しっぽを持たれ、振り回される(気が済むまで)
「試練の第四時代」
:ここから「竜」としての気質が問われる。まさに登竜門。
:また、「土中」は「ミミズ」としての段階だが、ここでは例外的に雌雄同体をいかに楽しめるかが問われる。
・モップの一部(ほぐれるまで)
・土中(ミミズとして、一生を終える。)
・えさ(任務を果たすまで)
【最終試練その1】
風船が木の枝にひっかかってしまった子どものために、風船をとってあげる努力をする。
【最終試練その2】
「竜」という字を体で表現してみる。
【最終試練その3】
竜のヒゲとして、その竜が天寿を全うするまで付き添う。
このような試練を乗り越えたとき、「竜になりたい!」という意識はもう一度ミミズとなり、漢方薬「地竜」になるため干される。
ということで、土の中のヤツはランク高いです。