とぐろ巻いて眠れぬ夜なんて

以前も書いたのだが、最近夜中に目覚めることが多い。
よく眠れるからと稲川淳二の怖い話みたいなものをよく見ているから、その分何か起きちゃうんじゃないかとそのとき不安になるが、特に何もないので大丈夫。
まあその信憑性はともかく、本気で来られるのは、困るのである。
ところで知っているだろうか。
レンタルビデオ店での稲川淳二は、もはやホラー枠において、ひとカテゴリを形成している存在なのである。
要は「SF系、実録系、稲川淳二系」などとなっており、区画が淳二に割り当てられている。
すごいことではないだろうか。
すごいことと言えば、僕はすごく地図が読めない。
すごい展開で申し訳ないのだが、とにかく読めない。
建物から出てきたとき、どちらから来たのかが、わからない。
地図をどう持てばナビゲートできるのかが、わからない。
「地図をいろんな風に持ってうろたえるお前は、さながらDJである」
午前5時。
みんなが地図を持って、今日が始まるはずだ。

おしるこ

小豆を水っぽく煮たものに、もちを入れた日本古来のスイーツ。
ひどく甘い。
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数少ないながらも、経験から言うと、どんなに高級な材料を使っていようが、「甘さひかえめ」と銘打っていようが、やたら甘いやつであり、基本ちびちび唾で薄めながら飲むものである。
また、たいがい入っている「もち」の役割が、その無味さで甘さを和らげるためでは、とすら感じる。
どうしてそんなに甘いのか。
しかし考えてみると、単なる小豆の水煮は、あまりおいしくない。
ならば甘いことにとやかく文句を言うこともあるまいか。
さて、甘いのはしょうがないとして、次に考えなくてはならないのが「もちは焼く?」的なことである。
個人的には、焼かれたもちの香ばしさはとても小豆と合うため、できれば焼かれていたい。
しかしもちを焼くのは、金網につくなど、めんどくさい特性を考慮すると避けたいことであり、その点わがままは言わない。
むしろ「もちはそのまま入れて煮て、半分溶けてるくらいがちょうどいいよね」くらい言う。
「もう、夜ご飯もおしるこでいいじゃん」くらい言う。
「水筒に入れてく」くらい言う。
弁当男子か。
甘い。
評価:★★★★★

6人

MAXのメンバーというと、ナナ、ミーナ、レイナ、リナ、マナ、カナで、ろくりっ子である。
それはあまり関係ないのだが、パソコンを変えた。
iMacである。
今日はこれで終わりである。
大丈夫。
ろくりっ子は、思ったよりもいい具合だ。

安土桃山時代

他の時代と比べて、いささかキレの悪い感じのする「安土桃山時代」。
テストでヤマをはるにしても、とりあえず「捨て」のことが多いのではないだろうか。
歴史が苦手な僕にとって、その時代は「なんだか他の時代よりも、やけに短い時期」くらいの印象しかない。
それが冒頭の捨てイメージの由来となっているわけだが、やはり短いなりに日本の歴史にスケジューリングされているところをみると、なにか重要なことが起きたのだろう。
そこで調べてみると、「桃山文化」というものが誕生したらしい。
ちゃんと調べる気は毛頭ないが、ここで気になるのは「文化の誕生」だ。
もちろん、当時の人がそれを確信することはないだろう。
*****
「あ、今、桃山始まったよ。」
「あ、ほんとだ。」
「こうしちゃいられねぇ!!」
*****
・・・ちょっと、考えにくい。
ただ、なんとなくいい感じになってきた、というのはあっただろう。
*****
「あー、えんがわ、気持ちいいね。」
「んー。」
「なんか最近、いいよね。」
「あ!!。・・・んー。いいよね、確かに。」
*****
まだ、こっちの方が「文化の誕生」な気がする。
いい感じになるのが、ゆるやかなのだ。
ただ、他の時代と比べてやたら短い期間であることを考えると、そのゆるやかさも、本質は急勾配だったろう。
ダンシングな時代を生きた当時の人々、お疲れ様。
ところで、これほど抽象的でいいのか。
僕の安桃イメージ・・・。
他の時代よりも、個性的。
評価:★★★★★

ジャムル・フィン

モビルスーツ。
かっこわるい。
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確か、青緑色した、よく分からない形のモビルスーツで、私情をはさむと、かっこわるい。
ただ、「よく分からない形」というのはしょうがなくて、それはなんだか作り途中だったヤツをとりあーえず実戦に間に合わせました、みたいな背景があるのだ。
そもそもモビルスーツでもなかったっけか。
そんなだから、彼の華奢な手とかは、とってつけ品。
となると、こいつの完成形を見ずして「かっこわるい」というのはなんだか申し訳なく。
でも急造のわりに、変形する能力があったり、拡張性に富んでいたりと、最初は何作る気だったんだとか、メカニックはやるなぁという感じに。
さて、この時点で、メカニックは褒めたが、ジャムル・フィンは褒められていない。
強力なビームが出せるみたいだが、敵メカでかっこわるいという時点で、難しいところなのだ。
しぶいって、便利な言葉。
評価:★★★★★

マイク

声がでかくなる道具。
拡声器のたぐい。
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「大きな音が出せる」というのは一種の力でして、それを人間が「進化」という方向性で獲得しようとする前にマイクが発明されていて、本当によかった。
もう、ホエザルの一歩手前まで来てました、人間。
あ、ホエザルの「ホエ」って、「木工」に見えますね。
ところで、とつぜんマイクを差し出されたとき、私たちは何を言えばいいのでしょう。
「あー、マイク、テスト中」ですか?。
あなたは、マイクの製造元を甘く見すぎていませんか?。
メーカーさんは、ちゃんとした製品を納品しているはずですよ?。
それとも、セッティングしてくれた放送委員たちが、信用できませんか?。
彼らは学校の文化祭などでは「生徒のなかで、唯一演劇に参加しなくてすむ存在」として注目され、一部怠慢な面も見られますが、基本的には礼儀正しい生徒ですよ?。
「ダイナミック、ダイクマ?」
ダイクマのCMのものまねですか?
あなたは、言葉の汎用性というものを甘く見すぎていませんか?。
ダイクマのCMがどれほど市民権を得ているか、考えたことがありますか?。
「ごつん」
お辞儀で頭を下げたとき、額にぶつけますか?。
あなたは、「お辞儀のときにマイクに頭をぶつける」ジョークが広辞苑の「ジョーク」の欄の例として載られそうになったことを知っていますか。
少し、やられすぎているのではないですか。
そして、手に持ったマイクでそのジョークをやるのは、無理がありませんか?。
それが故意でないとしたら、あなたは自分の体を使いこなせていないのではないですか?。
もし、マイクを差し出されたら。
もっと、新しい何かをするべきではないでしょうか。
私は、声を大にして言いたい。
「何をと聞かれても、困りますが!!」
ホエザル。
評価:★★★★★

ルート225

ルート225
 著 志村 貴子(絵) 藤野 千夜(字)
概要
 思春期な姉弟が、やんわりここと違う平行世界へ迷い込み、ご飯を食べたり道を歩いたりする。
 全1巻。
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概要は先ほど挙げたもので、誰もが夢見し、想像しのパラレルワールドな感じ。
※小説、それを原作とした漫画とあり、今回は漫画版を取り上げている。
評価ポイント。
それは姉が終盤で発する一言で、ともに変な世界に来てしまった弟、ダイゴに向けての感想。
「5cmも伸びやがって。」
小説版でもお年頃な彼らの心情やその移り変わりなどが書かれていたけど、漫画版のこのセリフときたら、どうだ。
※多分漫画版のみのセリフだと思うが、原作にも書いてあったら、ごめんなさい。
もちろん、物理的に5cm伸びたこと、だけを表現しようとしたセンテンスではない。
このセリフは「今まで一緒にパラレルワールドに来たと思われるダイゴが、実はまた別の世界のダイゴなのでは?」と読み手に思わせることも、できるだろう。
だが、なによりも、このセリフは「姉と弟の関係の微妙な変化」も示唆している。
前まで頼りなかった弟の成長を目の当たりにし、姉は少なからず困惑するのだ。
これは姉であり、同時に少女である主人公が持つ、あやふやで抵抗性のない心の一面を十分に引き出せていると言える。
そこが重要、と考えるなら、実はこの物語、パラレルワールドとか、かなりどうでもいい。
物語のきっかけとしての役割だけとなる。
日常生活でも十分にそれに匹敵する変化が起きており、そんな世界に対して少女はどうするのか。
それを表す端的なセリフのひとつとして「5cmも伸びやがって。」があるのだ。
って、近所の佐竹さんが言ってました。
僕はうかつにも、全くそんなことを考えずに原作を読んでいたので、この一文を読んだとき「うわー、読んでるとき、うかうかし過ぎてた!!」と少し反省した。
そして、成長期にあまり身長が伸びなかったことに対し、姉に少し申し訳なかったな、思うのだ。
「5cmも伸びやがって。」 あやかりたい。
評価:★★★★★

ウィンナーコーヒー(アイス)

コーヒーの上にホイップクリームみたいのがのっている飲み物。
名前から、ギャグの対象になりやすい。
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コーヒーはうまいが、苦い。
そのジレンマをやさしく解消してくれるクリーム。
ウィンナーコーヒーのえらいとこだ。
さて、今回の評価は「ウィンナーコーヒー(アイス)」。
もちろん、ホットでも評価は高い。
カップに口をつけるとき、暖かく甘いクリームまず最初に。
うめー。
あとは、あなたの思うがまま。
飲みながら「クリーム:コーヒー」の割合を自由に変えられる。
飲み終わりにクリームだけがカップに残らないように注意しながら、あなたは至福のコーヒータイムを満喫することだろう。
僕は、上のような文章を書く人が嫌いだが、おいしいのはおいしい。
では、アイスVer.での評価ポイントは何なのか。
それは氷。
ウィンナーコーヒーをアイスで注文すると、たいていアイスコーヒーの上にホイップクリームがのっているものが登場する。
その層は、以下のとおり。
<上部>
宇宙など
青空
ホイップクリーム

コーヒー
カップの底
テーブル

忍者など
<下部>
僕は、こういう方向性は嫌いだが、重要な「クリーム→氷→コーヒー」は含まれている。
クリームが氷の上にある。
こいつを飲み終えるとどうなるか。
ちょうど、クリーム残りが氷をコーティングしているようになる。
すると、その氷は上品な砂糖菓子のようになるのだ。
それがとてもきれいなのだ。
僕は、こういう終わり方は大嫌いだが、きれいなことはきれいだ。
機会があれば、注目してみてもらいたい。
食べても、おいしくはない
評価:★★★★★

リュック

リュックについては少々、辛口の評価をつける。
多くのリュックの、形が気に食わない。
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日頃から、リュックはがんばっている。
彼らの何がいいといえば、やはり荷物がたくさんあっても両手がふさがらない、という点に尽きる。
その存在は、人間が直立歩行を行うことで獲得した器官の大切さを思い出させる
また、手で持つにはちょっと重いようなものでも、リュック経由であれば、人は背負っていける。
・・・ヒトはこれからもずっと、セオっていける・・・。
さらに、その負担は体の軸からはずれていないため、例えば片手カバンに見られる「片側疲れ」もない。
このようにリュックは、運搬という仕事に対して、すばらしい恩恵を与えている。
しかし、気になることがある。
安定するのだろうか、彼らはたいがい、だるま型をしている。
それは、モノがたくさん詰まっているとき、電車内の乗客の数と人口密度の関係が合わないんじゃないか、というほどになる。
確かにこのようなとき、だるま型は有利に働く。
たくさん入るし、安定する。
しかし、多くの人は、それほどリュックにものを詰めることはなく。
そのためだるま型は、少々邪魔くさい代物となる。
人の背にだらりと垂れているだけだ。
そう考えると、リュックには、もっと背にぴたりとつくような形が求められている。
ノートPCを持って行きたい?。
最小単位は、背中にノートPCが張り付いている状態。
これに、どれほどのものを付加する必要があるか。
もうひとつ。
これを解決するリュックを、僕はもう15年くらい探している。
売られているリュック全て、表側、主に上部、ときどき横に「荷物入れ口」がついている。
これは解せない。
「荷物入れ口」は背中にくる側に、1箇所。
これでいいのだ。
荷物を運ぶための道具であるリュックには、それは「荷物入れ口」が必要だ。
しかし、それを表側につける理由がわからない。
リュックの中が必要なとき、どれほどの人が
「背負いながらリュックを探る」
「相手にとってもらう」
という行為をするだろうか。
これらの行為は「荷物入れ口」が表側にないと難しいところである。
しかし、あんましないでしょ?。
リュックの中が必要なとき。
それはほぼ「リュックを下ろしているとき」と言い換えて差し支えない。
もちろん例外は山のように出るだろうが、どれも「例外」として扱えると確信する。
それらはたいがい、原因が「リュックの荷物入れ口」以外にあるのだ。
ときどき、「荷物入れ口」が全開の人がいるが、あれはリュック業界の怠慢が生んだ、悲劇だ。
財布を盗まれるかもしれない。
ごみを入れられるかもしれない。
指を指されるかもしれない。
虎穴にて入手した虎子が見られてしまうかもしれない。
背中側に入り口があれば、もし全開だったとしても、それが公になることはない。
しかし、販売されているリュックは、表側に入り口があるため、このような危険性が生じる。
せっかくの両手フリー権も、これでは意味がない。
もちろん全開でなくとも、この入り口位置による機能性、特にセキュリティ性の差異は、何気に世界犯罪率の小数点以下くらいのスケールで左右するに違いない。
背中側に1箇所だけ、入れ口。
表側は防刃。
※リュック表面の、ポッケタイプのものであれば、表面に「荷物入れ口」があってもよい。
そこに入れるのはティッシュなどであり、使用頻度が高く、一緒の誰かにとってもらうという心算も無駄ではないからだ。
※僕としては、このポッケもいらんと考えている。
あと、なぜリュックの素材は恐竜の肌みたいなのが多いんだ、や、装飾過多な面で、僕は多くのリュックを好かない。
おのずと、これからのリュックが目指すべき姿が見えてきた。
・厚さ10cm未満
・縦×横 50×30くらい
・「荷物入れ口」は背中に。
こういうの、ないかしら・・・。
昨今における活躍?かっこ悪い=
評価:★★★★★

ぽろりの話 2

なんとなく前回の内容を見ていたら、発見した。
独眼竜の要所要所に「だ」を入れると、強そうになることを。
「ドクダガンダ流」。
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以前、「ぽろり」というものについて書いたことがある。
ぽろりの話
まあ、本音とか水泳大会のこととかを書いた気がする。
今日の帰り道、ほかにも面白い「ぽろり」もあるんじゃないかと思えてきた。
電車の背後にいた男が、こんなことをぽろりと。
例えば小声で、携帯電話で話したらどうだろう。
「代車だから、今組織に動いてもらうのは勘弁ですね」
これは、周囲の一般人に気づかいつつも、「ぽろり」と言ってはいけないことを口にした、スーパーヒーローではないだろうか。
おそらく出動時のハイテクなカーが車検中なのである。
だからいざというとき、代車を使わねばならないから、それはいやだなあと本音が出てしまったのである。
先ほどのとおり、周囲は一般人だ。
自分の正体がばれるという、大失態なのかもしれない。
また、こんなのもある。
「振り向いた拍子に、ワンピースのすそからマジカルステッキが、ぽろり」
魔法少女である。
これも周囲はかなりおもしろいが、本人にとってはかなりまずい。
記憶消されることうけあいである。
最後に、こんなのも考えてみた。
「やっべゲルニカのはじっこにあれ書くの忘れてた」
こいつピカソだ!!。