煮カルボナーラ

東京都立川市にはラーメンスクエアと呼ばれるところがある。
うすうす感づいてはいたのだが、近寄ってみると確かにラーメン屋があった。
いくつもあった。
最近オープンしたラーメン屋は、名前は忘れてしまったが、なんだかイタリアンを前面に押し出した店。
ラーメン屋さんでトラットリア(個人的にはドムットリア)とは、これいかに。
ギャップである。
店に入ると、店員さんがビンに入った冷たい水を持ってきてくれた。
イタリアンがこうかどうかは知らないけど、「何かを目指してます!!」みたいなものを感じることができる。
その何かとは、おそらくイタリアンなのだろう。
服装もシェフ的だった。
カウンタに、ミニメニューが置いてある。
見てみると、メニューの先頭が「昔の味の煮たまご」だった。
イタリアンで煮たまごはどうなんだろうか。
ジェシカおばあちゃんとかなんだろうか。
この煮たまごのくだんにより、先ほどの感慨深いイメージは、一気に現実に引き戻される。
ここはあくまで、イタリアンを夢見るだけの
ラーメン屋なのだ(ラーメン屋なのだ)。
しかし、そのメニューには、こちらの結論にもかかわらず、コース料理やらディナーやらワインやらのことも詳しく記載されている。
ここは、どこなんだろうか。
ラーメンとイタリアンのはざまで。
ギャップギャップである。

「煮カルボナーラ」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ギャップギャップ!(ウマイですなぁ。気に入りました)イタリアンを夢見るあまり、昔の味の煮たまごがイタリアン煮たまごになりませんように。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >>ギャップギャップ!
    口に出して言ってみてたら、なんだか楽しくなってきたので書いちゃいました。

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