コンパス

先端というものに対して恐怖や恍惚を受容できない僕は、自分が俗にいう先端恐怖症だったら、なにかひとネタ書けたかも知れないのにな、と思う。
これは、本当にその症状で苦しんでいる人にしてみれば失礼な話だ。
ただ、やはりちょっとよく分からない「先端恐怖症」。
疑問は数あるが、例えば先端とはどの程度の角度を持つものが対象なのか。
「先端恐怖症」というと、とにかく「針」が思いつくのだが、もっと鈍な、鈍角なものも対象になりうるのだろうか。
面白い事に、この疑問の、回答ともなりえるもう一つの恐怖症について、ネット上では結構情報がある。
「球体恐怖症」
あーっ丸い!!
丸い丸い丸い!!
うわーっ!!
こんな感じなのか「球体恐怖症」は。
話を戻して「先端恐怖症」だが、その大きさや距離はどうなのだろう。
東京タワーを見ただけで怖いのだろうか。
あるは東京タワーの先端を大型双眼鏡で見ると怖いのだろうか。
ただ、僕がとんがっているものについて気になるのは、例えばコンパスの針の方を、痛いと分かっているのになぜか指の腹でちょんちょん触ってしまう。
そんな人は結構多いと思うのだが、あれは一体なんなんだということである。

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