「シドニージョウゴグモグモ」
非常に強い毒を持つクモである。
噛まれると嘔吐や筋肉の麻痺を引き起こし、そもそもすごく痛いそうだ。
昔、何かの本でこのクモのことを知った。
そして、その毒性や致死という暗めの記述とこえーの気持ちを同時に記憶した。
しかし、である。
それどころではない。
「シドニージョウゴグモグモ」
どうしたのだろうか。
ぐもぐもである。
どう発音すればよいのだろうか。
「シドニー」
「ジョウゴ」
「グモ」
「グモ」
「シドニー」
「ジョウゴグモ」
「グモ」
いずれかだろう。
しかし、「ジョウゴ」というのもなに?という気もするが、何よりもてあまし、そしてよくわからんのが2回目の「グモ」だ。
どういった要件で登場したのだろう2回目のグモ。
昔から「シドニージョウゴグモ」というのがいて、それと似てるけど違う、という意味なのだろうか。
だがそれなら「シドニージョウゴグモモドキ」などと、なんとなくちょい前流行った「へんないきもの」またはこないだの「タモリ倶楽部」のような雰囲気の命名でいいじゃないか。
・・・とまあこんな感じで、このクモを知ったときは「ぐもぐも」の感じの良さを気に入り何度か口にしてみたりで、図鑑を閉じた。
近頃別の本を入手したところ、コイツの項があった。
今日では、多少なりとも「シドニージョウゴグモグモ」は誤記で、ほんとは「シドニージョウゴグモ」。
すなわち「ぐも」ひとつ少ない方が正解なのではないかと考えていた。
・・・その本、文中に「シドニージョウゴグモグモ」ってありました。
こいつはいい。
昔の夢が破られずに済んだ!!。
さいこーだぜ、ぐもぐも。
命名者、にやりだぜ。
「ぐもぐもですか?」
「いいでしょう、ぐもぐも」
「なぜぐもを2回も?」
「オリジナリティを出してみました」
本人に無断で、命名にオリジナリティ!!。
楽しいね。
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正解
シドニージョウゴグモ
上記2冊のシドニージョウゴグモグモは、同一もしくはどちらか由来の誤植かも。
ざんねん。