進化論には様々な説が存在しており、細かいものをあわせると結構な数になる。
さて、ある説では、進化を正しい方向で論ずるにはキリンの首と足に着目せよとある。
キリンはその首の長さが注目されがちであるがい、同様に足も長い。
そしてその長さはほぼ同じなのである。
このことが導き出す結論、それが「首でも足でも両方でがんばりました」である。
これは猿など、他のところでがんばっている種を除いた全ての生物にみられる傾向。
現在、その長さが極端に異なる生物がいないのは、あんまり片方だけがんばるのはいけないことを示唆しているものと考えられており、それにそぐわない生物は今後絶滅する可能性が高いという。
本能によりこのことを察知しているのか、例外とされている人間のなかには、現在一生懸命、首を長くしようとするものも確認されている。
「座ったり、足を折り曲げることなく川の水を飲むから、首の長さは足の長さと一見同じくらいなんだと思っていました」
この考察について、この説は「今日まで、川や水溜りが宙に浮いていたことはない」という結論も合わせて導き出している。