「二木の菓子」というお菓子屋さんというか、問屋さんがある。
何かのTVで、ずいぶん昔にやっていたCMを見た。
故・林家三平がやっていたものである。
それは確か、二木を連呼するスタイル。その後「二木の菓子」と続き、そして最後に「5割引もあるよ」と言うのだった。
僕はすぐに、この「5割引もあるよ」が気に入った。
とはいっても、それは目新しいものではない。
今でも5割引きの何かはある。
というか、今と昔で5割引きの概念が違ってしまっては一大事だ。
「あれ、昔の5割引きは、もっと5割引きだった気がする。」
程度、思考の差はあれど、そんなことはないのである。
さて、僕がこの「5割引もあるよ」に興味を持つに至った点としては、「なんだか文章に入れると面白そう」というのがある。
というか、これしかない。
以前、とにかく最後に付け加えると味が出るよという言葉を紹介したことがある(注)。
それと同じ感じだ。
何かやってみよう。
・省エネ・快適なエアコンで、夏を迎えよう!! (5割引もあるよ)
・父の日。何をあげるか決まったかな? (5割引もあるよ)
・ターミネーター4 (5割引もあるよ)
・われ思う。故にわれあり。 (5割引もあるよ)
・晴天を誉めるなら夕暮れを待て (5割引もあるよ)
・すぽると! (5割引もあるよ)
もちろん商業的なものでは、ああ販売価格が5割引なんだなということになるが、一歩間違えると何を5割引にしてんだ感が出て、面白い。
ああ、確かにターミネーター2もあったよな、夕方は生鮮食品が値下がりするよな、とかなる。
みんなも使ってみよう。
まあ今回は内容も5割引ってことで、どうもすいません。
注
いろいろ1
いろいろ2