かねてより「ミステリーツアー」なるものがどういったものなのか、気になっていた。
かれこれ2週間。
すこし調べてみると、それは「どこに行くか、そのときに初めてわかる」と、「推理ドラマのように謎解きに参加できる」というツアーの2種に大きく分けられるそうだ。
僕は今まで、なんとなく後者のようなシステムのものではないかと憶測しており、今ブログではOFのひとつに「行き先不明なツアー」を挙げようと画策していたのであり、その点調べておいて本当によかった。
※OF:omoshiro factor おもしろ要素のこと。もう使わない。
さて。
調べ物もこの辺にしておいて、僕なりのミステリーツアーを考えてみる。
・殺され役で、暇になった役者がうろうろしているミステリー
後ろから覗き込んだりしてきます、役者が。
・探偵役だけでなく、死に役もその場参加者から大抜擢のミステリー
あるかもしれませんが、その場前後でいきなり犯人役指名なんてのは面白そうですな。
・ミステリー上重要な証拠品が、接着剤で固定されているミステリー
仕方がないのだが、なんか興ざめ。
・ミステリーと銘打って、特に事件の起こらないミステリー
ツアー最終段階でこのことが発表されたとき、「そりゃあミステリーだ!!」と納得できる人ばかりなら、よかったのに、地球。
・ミステリー開始時、ある役者さんの首に、既に絞められた跡が書かれているミステリー
ああこの人、今後死ぬんや・・・。
・本物の警察官が随伴しているミステリー
ここで初めて参加者は、このツアーが本当の未解決事件を扱っているものであることを知るのである。
・ミステリー劇の役者さんよりもツアーコンダクターの方が目立っているミステリー
参加者はポートピア連続殺人事件的な何かを推測するが、その目立つコンダクターさんは結局何の関係もなかったりする。
・夕食後にビンゴ大会が催されるミステリー
そうだったら、ごめん。
・役者さんのひとりが、ツアー中ずっと血のついたナイフを手にしているミステリー
ミステリー初心者のため、難易度を低くしている。
逆に、上級者になるとそういったヒントが無意識に見えないようになっている。
・参加者の寝室ベッドのすべてに、倒れた被害者をかたどった白線があるミステリー
気持ち寝苦しい。
・ツアーも佳境。参加者が犯人を指摘するシーンがなんだか自己啓発セミナー風なミステリー
そうだったら、ごめん。
・ミステリー開始時、スタッフから「あなたはホームズの3代目でお願いします」などとめんどくさいことを頼まれるミステリー
そうだったら、ごめん。
・明らかに今後の展開をひねりだそうとしている作家が参加しているミステリー
間に合わなかった。
・いたって普通の服装の中、ひとりだけタキシード仮面みたいな役者が、のミステリー
明らかにキーパーソン。
・必死でみんなが推理している間、舞台裏から電子レンジのチーン音が聴こえてくるミステリー
暇なのである。こういったシーンがあるかどうかがわからんが。
・さっき劇中で殺された人がディナーショー担当なミステリー
やはり暇なのである。
こんなんでいいでしょうか、先生。