悪球

だいぶ以前に「副流煙を嗅ぐのが好き」という話をしたことがあるが、これは喫煙に対してどうこう、他意はなく、ただあの香ばしいような、ただけむたいだけのような、あれが嫌いではないというだけである。

もちろんその有害さについては保健体育でちゃんと勉強した身であるから、この嗜好は褒められたものでもない気もするが、ただ香ってきたら嫌いではないくらいの、積極的でない能動副流喫煙であるから、まあ大丈夫だろう。

ところで「副流煙」というものはその毒性が注目されがちだが、特に精神的な影響については「煙を吐いた人」の要素がどれほど含まれているのかというのも、結構重要なのではないかと思う。好きな人の吐いた副流煙ならそれも気にならないという趣もいそうである。

となると、下世話な話「ストライクゾーンが広い人」は副流煙に対して、少なくとも精神的には耐性が高いといえる。

岩鬼とかね。

ざらめ

こうも暑いと気温を恨みたくもなる。

ということで値段は張るが、スタバでなにか飲みたいと、郊外の店舗へ向かうとそう思っている人の多いことか。ちょっとした渋滞が起きている。

それでも数分後にはアフォガードフラペチーノを入手して「溜飲を下げた」わけだが、こいつはとってもおいしい。

確か最初は期間限定みたいな扱いで、スタッフの人と「これもうすぐ終わっちゃうですよね」などとその別れの悲しさを共有していたりしたのだが、いつの間にか、いつもあるやつになった。

いつの間にかというと、以前の「冷たい飲み物用のフタ」のストロー入れ口は「ばってんに切れ込みがあるタイプだった。これがいつの間にか丸く切り取られていて、とってもいい。

というのも、ばってんの時はストローの可動域が微妙であったり、ばってんの切れ込みがストロー抑え込みによる負荷から解放されたとき、ピンってなって微細なアフォガードフラペチーノがはじけてべたべたになる、やっかいなものだったのである。丸に切り取られていれば、それも起きない。

このように、少しづつだが、アフォガードフラペチーノまわりの懸念、問題点は僕好みに改善されている。近く、アフォガードフラペチーノの底にたまる甘いやつが、よりストローで掻き出しやすくなる改善がなされるはずである。

死因

誰の漫画だったか。

「宇宙人にとりついている霊を見てみたい」という旨のおまけ漫画があった。

それを見たときは、ひどく欲ばりさんだなと思ったことを、「ふぐと降霊術」というメモを発見した時に思い出した。

最近書いたメモはたいがい酔っぱらっているときのものであるため、その時はともかく、今はその背景がよくわからない。

が、おそらく「ふぐを降霊した時、その後ろに中って亡くなった人の霊もついてくるのではないか」と、やはり何か欲ばりな感じのすることを考えたのだろう。

まあ、そもそも霊がどうこう、というのは置いておいても。

1.霊に霊が憑くというのは、ありなのか。なんかファイナルファンタジーのような、ゾンビに暗黒的な魔法だとむしろ回復します、みたいなことになっているのだろうか。

2.上記のふぐが恨みを持っていた場合、その救済を行うことで浄化できたのなら、ついでに憑いている亡霊もイケるのか。

3.こういう場合は逆に「中って亡くなった人の霊の後ろに、食べられたふぐが憑いている」であるのか。

などと、いろいろ考えることができて面白い。ナイスメモ。

なにより、3.については「死因の霊」という、非常に美しい言葉ができた点でも、酔った僕を評価したいところ。

におい

ふと、「嗅」という漢字は「くちのにおい」と書くことが気になった。

においは「臭い」で、「くさい」とも読める。

先日の同音異義の件もあるが、「臭い」の読み方のせいで「におい=くさい」と感じてしまう輩は多いのではないか。

そうではない、「いいにおい」もあるだろうに、そちらは「匂い」と書くのであって、これまた「いやなにおい」の「臭い」と同じ読み方である。

ここはひとつ「悪臭も適度に薄まると、いいにおいに感じる」という、どこかで聞いたような話をヒントに、♯と♭で「におい」のあいまいさを払しょくできないだろうか。

すなわち「におい♯」とすることで、においが半音上がる、というか強くなるということで、「くさい」を表現する。何事も強すぎるとよくないということであり、新宿とかでは街角のところどころに「におい♯」ゾーンが存在する。

とまあ、ただ「♯」の特性を面白くしてみたい、ということでもあるのだ。

本当は「くちのにおい」の流れからポリデントに行ったり、呼気に含まれる成分検知できるよう訓練された犬によって、ある種の病気の早期発見ができるかもという話があったり、紆余曲折を経て、なぜ「嗅ぐ」の「臭」は犬なのか、という話を書こうと思ったのに。でも「♯」。

生卵♯は果たしてゆで卵と考えていいのか。ゆで卵♯は味付け卵か、あるいはちょっと変わってピータンか、バロットか。

一方、生卵♯は「育った時、コケコッコーが半音高い」という考え方もあるし、バロット♯はひよこそのものです、なんてのも気が利いている。

気が利いているってことはないか。