昔では「封の開いていない手紙」や「メールボトル」。
最近では「アイシテルのサイン」や「別れた彼氏の歯ブラシ」など。
物質的な意味合い以上の意味を持ってしまった「ああ、そういうやつね」「なんかセンチメンタル」というアイテムに「404エラー」が採用されるのは近いんじゃないだろうか。
そんな気がした。
もちろんすでにJKの間で大人気の「404エラーにまつわるキュンキュン話」がすでに存在しているのかもしれないが、僕は知らん。
あったとしても個人的な経験以上のものはないのかもしれない。
ともかく、ちょっと青春な、若者特有の危うさやジュブナイル臭を感じ取ることができるのではないだろうか、「404エラー」は。
「404エラー」というのはインターネットをやっていると、時折見られる。
「サーバはあるけど、そのページ無いよ」というエラーで、Webサーバが教えてくれるものだ。
誰もが、URLの打ち間違いで見たことがあるだろう。
このエラーの、どこにセンチメンタルを感じるのだと考えると、やはり「以前はあったはずなのに、今は無い」という、完全に「思い出がいっぱい」の美味しい部分を網羅している点だろう。
「以前あったエロいサイトが見れなくなっている」
「新製品が出たためか、前のバージョンの製品のページが見つからない」
以前はあったはずなのに、今は無いもの。
栄枯盛衰、二度と戻れない日々、夏祭り。
文化祭、フォークダンス、図書室の相席。
2コンのマイク、預金、6人のころのKAT-TUN。
少しセンチメンタルと違うかもしれないが、要はこういうもの。
こういうものに、我々のメンタル部分は引っかき傷をつけられてしまう。
さらに、「大抵の人に経験がある」という点も捨て難い。
上記の例も、もう全員に経験あるでしょ?と問うて問題ないものばかりである。
どれ一つも琴線に引っかからない、という御仁はあなた、巌窟王か何かでしょうと言わざるを得無い。
あなた、ジョブ巌窟王か何かでしょうと言わざるを得無い。
次回、「じゃあ404エラーのセンチメンタルなシチュエーションと何よ?」について。