「特大ホームラン」という言葉を聞いて、どのくらい距離が出たら「特大になるのか」。
気になると同時に、「じゃあ特小ホームランとは何か」と考えたかったわけじゃ無いが、ひとつ言えるのは「特小ホームラン」には最小ラインがある、ということだ。
ある球場では外野席がホームベースから100メートルのところから始まるとすれば、「特小ホームラン」はおそらく100メートルと壁を越える分。
そのくらいの飛距離が最小ライン。
ひとつの球場であっても様々な「ホームランゾーン」があるだろうが、突き詰めたらその距離はあるひと距離にまとまるだろう。
一方で「特大ホームラン」は、可変だ。
打者の人間構造としての制約もあるだろうが、ちょこちょこ更新しうる余地が、「特大ホームラン」にはある。
今年の「特大ホームラン」は150メートルからだとして、100年後は155メートルだとしてもなんら不思議ではない。
そしてもちろん、200年後は145メートルでも問題無い。
なお、100年後は打法やバット、ボールの飛距離増大的改良(ボール直径がすでにバックスクリーン越えなど)、人体の飛躍的進化や偏西風ややませの恒常的な利用などが影響したのだろう。
ジェットエンジンを2基まで積んで良い、などのルールも生まれるかもしれない。
200年後は打法やバット、ボールの飛距離増大的改悪(振るとメロディーが流れるバット採用など)、人体の飛躍的劣化や偏西風ややませの恒常的な抵抗が影響したのだろう。
民家の窓を破るから、飛距離は145メートルまで、などのルールも生まれるかもしれない。
まあ、ホームランでありさえすればよいのである。
だが、「特小ホームラン」も広がりが無いわけではない。
例えば360度、全方向でホームラン可能というルールになったら、ピッチャーと逆方向へのホームラン飛距離をマイナスと考えることもでき、晴れて「特小ホームラン」も可変となる。
このように、ホームランの未来は明るい。
こりゃ、もしかしたら存命中に「衛星ホームラン」くらいは拝めるかも知れませんゾ!!。