シーラカンス発見に至る話が好きだ。
名前は忘れてしまったが、どこぞの学芸員が漁で偶然に引き上げられたシーラカンスを見て保存し、その詳細を専門家に連絡。
化石としてシーラカンスを知っていた専門家は「化石でしか知られてないのに、生きてんの!?」とびっくりしたというのが、まとめた話。
確かシーラカンスの学名には、その「どこぞの学芸員」の名前が入っているはずだ。
この話の好きな点は、専門家、そりゃあびっくりしたよねというところである。
失われて久しいと思われていたものが、実はいました。
結構いましたというのだから。
これは言い換えると、ずいぶん前になくしたハンコが引き出しの奥から出てきました。
しかも20本くらい出てきました、というようなもので、何か脱税の予感。
あるいはゆっくりと消えていくテーブルの上のコップに、何度目かのVTRで気づきました。
しかもテーブルクロスの柄も変わっていました、というようなもので、何かアハ体験。
ともかくびっくりしたのだろうと思うと、つかまってしまったシーラカンスも浮かばれると思う。
深海に住んでるだけに。
な?
な?