僕は昔から「幽霊、いる?いない?」みたいな本が好きで、「化学のふしぎ」「偉人のれきし」「おりがみ大百科」と同系列の出版物に「幽霊、いる?いない?」のあることがことさら気に入っていた。
子供とはいえ「偉人、いる?いない?」というのは何かおかしいと思っていたから、それを考えると偉人はいるんだな、と考える。
そして一方で「幽霊のれきし」というのも何か、えっ、もういるっていう感じに世間はなってるんだっけ、と考える。
よって「偉人のれきし」も「幽霊、いる?いない?」も誠に正しいタイトルで、タイトルを疑ってかかっていた幼少の頃の僕の明晰さには驚くばかりである。
という感じで、児童館では幽霊やらUMA的なものやらそういうものを、実際近くにいたら困るとか考えながら読んでいた。
さて、その「同系列の出版物」には確か「UFO」の本があったように思う。
内容は様々なUFOの目撃例が漫画で紹介、有名どころの写真も掲載されていた。
今でも正直気持ち悪いと思う「フラットウッズの宇宙人」も書いてあって、そのインパクトは、こうインターネットで調べなくてもうちにある本で「フラットウッズの宇宙人」を調べる事ができる今の環境を築かせた。
その本のなかに、ことさら印象深い事件が掲載されていた。
それは虫を取りにいった少年が銀色の小さい飛行物体を捕まえたという事例である。
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その日、火野正平(仮名)少年は虫取り網とカゴを持って草むらへ向かった。
あらかたその草むらの虫を駆逐し、さて帰ろうかというとき、銀色の灰皿のようなものが地面に置かれているのに気づいた。
それは少し浮いているようで、興味を持った少年は虫取り網を振りかざし、その物体を捕獲する事に成功。
物体を観察してみると裏側にある隙間から、ぎっしりと機械が詰まっていることがわかった。
カゴに入らなかったので袋かなにかにいれ、それを手首に巻いて自転車乗っていた時、すごい力で手首が引っぱられて転倒。
慌てて袋の中を確認すると、その物体はなかったという。
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世にも珍しい、UFOキャッチャーの話である。
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いつも見てましたが、コメントはお久しぶりで、すみません。
今回はかなり同感したのです。オレも小学生の頃は「幽霊、UFO、偉人さん」の本がお気に入りでした。今も偉人さん以外は好きです。
ずっと前の記事で「ゼイリブ」のことが、書いてあってハッとしました。お気に入りの映画です。サングラスをかける、かけないのアクションシーン?が無駄に長くてねぇ・・・。でも、この映画のおかげで宇宙人がたくさん混じっているってことを確信しました。ありがとう、大工(カーペンター監督)
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昔のあの手の本は、「子供にとってトラウマになる」だとかの責任感がなくていいですよね。
あの頃の5%くらいは1999年七の月の過ごし方ばかりを考えてた気がします。
ゼイリブは確か最後、主人公は相打ちっぽく終わるんでしたっけ。
UFOを捕まえた少年も、そのくらいの覚悟があれば、UFOに逃げられなかったんでしょう。