昨日、ザリガニのことを書いていて思い出したのは「彼らの平衡感覚を司る器官は、砂がないと機能を果たさない」ということだった。
それは、砂のない環境でザリガニを育てていけば、ある脱皮のときを境にそのザリガニは絶えず「バットに額を付けた状態でぐるぐる回ったあと」の感じを受け続ける、かわいそうなザリガニになるのかも知れないことを示している。
僕はあの「バットでぐるぐる」が嫌いだ。
その効果もさることながら、やっている人の見た目がざんねん過ぎる。
「ゲームとはいえ、何を酩酊感を求めているのか」
方向定まらず倒れている彼らの行動をザリガニに当ててみると、どうなるのだろうか。
と考えても、あまり変化はないのかも知れない。
というのも、彼らの行動はかなり直線的で、おそらく体が傾いてしまう事以外はなんら他のザリガニと変わらないのではないだろうか。
すなわち、しっぽを跳ねてバックするくらい。
あとは、そのザリガニを食べる時、じゃりっと砂を噛まないで済むことだろうか。
ドロ抜きするとかなりおいしいらしい彼らについて、平衡器官のどうこうを考えるのなら、僕はその砂を噛む感触と「ザリガニの額はどこだろうか」ということくらいしか思いつかない。

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