なぜか台北 その23

【あらすじ】
台湾旅行。
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午前6時。
今日は台北は休日らしいのだが、あんがい人がいる。
バイク達の向く方をたどれば都市、上手く行けば駅も見えてくるのではないだろうか。
あまりにも「台湾の駅のイメージよくわからない」という不安があることから、なんとなく朝食を逃し続けていた僕は、駅を発見したら、その周辺で何か食おうと予定変更。
ホテル付近での朝食は明日にでも行おうか。
飲食店ゾーンを抜けると、きれいに舗装されたビジネスゾーンのような場所に出てきた。
もしかしたら一駅分くらいは歩いてしまったのだろうか。
日差しが強くなってきた。
日焼け止めを塗る。
ふと、公園に見慣れないポスト状のものを発見する。
どうやら「衣類回収」を目的としたものであるらしく、なんだユニクロか何かかと思ったがそうでもなく、一体何なのだろうとその前で箒を操る婦人に聞いてみたいところだが彼女は懸命に箒を操り、話しかける余地どころか写真を撮る余地すらも一日本人には与えない。
それが衣類回収ポストの全容である。
衣類回収ポストのくだりから、どのくらい歩いただろうか。
道路案内に「市民大道6段」という、すごく強そうな何かが頻繁に登場するようになってきた。
夢見勝ちでなく、目的無きまま歩き過ぎていた僕は、それ以上「強そう」イメージにとらわれる事なく道を進む。
それが功を奏したのか。
子役を大々的に広告した劇団の看板を見つける。
お前、誰だ。

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