以前からちょくちょく書いているが、飼い猫がよく靴下をくわえて持ってきて鳴くんである。
聞くところによると、猫なりに「持ってきたったぞ」と獲物を与える母親風な意味もあるんだとか。
となると猫飼いがまっさきに考えるのが「お金を持ってきてくれればいいのにねー」なのだが、それはあまりに現金というもの。
「カルカン」
パックに入ったカルカンを持ってきたら、それはかわいいだろう。
人間側としては「あけて」と解釈する事ができ、それはいつもはつっけんどんな猫が甘えている証拠だから。
しかしかわいさの面で行くと、これもなかなかだ。
「ペディグリーチャム」
まちがっちゃったのー?とだっこしてあげたくなる事うけあいである。
と、この流れ、だ。
この流れだとどうしてリモコンやなくしていたペンダント、勇気、領収書などになっていくことは明白だ。
それはいやだ。
しかしそれ以外はどうだと考えてみても、いまいち思いつかない。
逆に新鮮なのが「ねずみ」だ。
なんとなく昭和の風を感じながら、「猫とねずみ」の絶対的相性のよさを噛み締める事ができる。
「流れぼし」はどうだろう。
完全に童話、CMの感じで少々気持ち悪いが、見た感じはいい。
ただ、現在屋根の上に登るのが好きな猫はどのくらいいるだろう?。
「丸まったアルミホイル」は?。
ちょっと悪意があるな。
「小石」
ある意味、もっとも心配で、怖いものである。
どんな意味があるのか分からない。
転がして遊んでいたものなのだろうか。
きばの間に挟まってしまったのだろうか。
小石を一つずつ持ってきて嫌いな風呂を埋め尽くそうとでもいうのだろうか。
猫も胃石が必要なのだろうか。
無能の猫だろうか。
猫に無能はないか。