おねがい舞の海 その2

昨日からのつづき。
【あらすじ】
美容室で恥ずかしいのは「頭骨の形が美容師にばれちゃう」だ。
じゃあ恥ずかしくない頭骨とその整え方は?
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頭骨の整え方についてまず何よりも優先したいのは「無理はしない」ということだ。
頭骨は生物にとって様々な「大切なもの」を守る役割を持っているため、それを無理に整えようとすると「大切なもの」も無理してしまう。
その結果「よい形の頭骨になったが、運気が悪くなった」や「頭骨は申し分ないが、遠くから自分を呼ぶ声が絶えず聞こえる」などの悪影響が出るため、とにかく無理をしないことだ。
まず、「恥ずかしくない頭骨」について考えてみる。
たいていの人は自分の頭骨を目の当たりにはできないためか、自分の頭骨に自信の無い方が多い。
しかし安心してほしい。
ほとんどの人の頭骨は、恥ずかしくない。
恥ずかしい頭骨とは以下のとおりである。
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自分のうちの電話番号がマジックで書かれている
つなぎ目部分にごはんが埋められている
頭骨の額の部分にイニシャルが書かれている
九九が書かれている
頭骨の形状が変化し、左右こめかみ付近に骨のグリップができている
鼻の穴部分に息をふきこむと、きれいな音が出る
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恥ずかしい頭骨とは、以上のようにほとんど「肉が落ちて骸骨状態になってから」判明するものである。
もちろんこの状態では、本人は恥ずかしいどうこうはありえないため、結果問題ない。
形状についても、こめかみにグリップやねじがついている人はまれで、いたとしてもほぼ正義超人であるため、恥ずかしくないもしくは恥ずかしさを克服している。
よって、実は頭骨を整える必要に迫られる人はいないのである。
今のままで十分だということだ。
ただし、それでもより整えたい、これから整えていきたいという人がいると思われる。
なので冒頭にあるように、無理をしない方法を、今からでっち上げます。
じゃあ明日。

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