全米が涙しただの、全世界に感動を与えただの、以前聞いたようなフレーズを臆することなく使用し続けるのが、映画業界である。
一体どれほどの人が「全米が涙した→見なくちゃ!!」となるのか。
たぶん多くの人になり、当方もそうだったりするのではあるが、それでは今回、終わってしまう。
なのでいろいろ考えてみようと思う。
例えばこんなのはどうだろう。
※映画タイトルは最近ので「僕の初恋をキミに捧ぐ」にしてみる。
「全米が涙した感動作(1リットル)。僕の初恋をキミに捧ぐ」
何かを混ぜてみた。
言いたいことはわかるだろう。
しかしこのコピー。
見方によっては、アメリカ人一人当たり1000ml/3億しか涙していないとも捉えることができ、ちょっとドライアイが心配。
次、こういうコピーはどうだろう。
「見てやんこっしょい、がばいやつぃばあ。僕の初恋をキミに捧ぐ」
うそんこ方言である。
おそらく「見てみなさい、面白いから」という意味。
うその割には望郷の念がひしひしと伝わってくる、気がする。
ちなみに「がばい」と、それなりに気を使ったキーワードも含まれており、その点想像以上の効果があるかもしれない。
次。
「常時寒気。僕の初恋をキミに捧ぐ」
ホラー映画である。
ちょっとハードル上げすぎの感ありだが、それよりもそこを押してどうするといった気もする。
オチはおそらく冷房効きすぎだろう。
というか、ここは例を変えるべきだったが、案外常時寒気なのかもの雰囲気。
最後。
「全日本僕の初恋をキミに捧ぐ」
「全日本」をつけてみた。
そこいらの初恋では太刀打ちできないし、「キミ」も納得してくれまい。
女王様である。
じゃあ、終わりで。
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あくまで、おまけ
「僕の初恋をキミに捧ぐ(それからどうした)」
「僕の初恋をキミに捧ぐ in 沖縄」
「僕の初恋をキミに捧ギング」
「新食感。僕の初恋をキミに捧ぐ」
「僕の初恋をキミに捧ぐ?」
「興行収入の30%は寄付されますので、僕の初恋をキミに捧ぐ」
「24みたい!!。僕の初恋をキミに捧ぐ」
「年貢と僕の初恋をキミに捧ぐ」
「僕の初恋をキミに捧ぐ、でいこう」
・・・おまけいらなくね?。