「のりつっこみ」という言葉がずいぶんと一般的に使われている。
事実、これはもはやコミュニケーションのひとつとして会話の一部をなしているといっても過言ではない。
となると、我々が楽しみにしなければならないのは「次ののりつっこみ」のことである。
いつか現れる。
今日ののりつっこみと一線を画す、ひと味違ったのりつっこみが。
たとえばこんなのだ。
「のりつっこま」
別にことばあそびをしているのではない。
対象がまだ誕生していないことを考え、とりあえず名称だけでも、といった按配なのだ。
ということで、まだ見ぬ「のりつっこま」が我々を驚嘆させてくれる日も近い。
だがしかし、のりつっこみの次に現れてくるのは、これかもしれない。
「のりつっこむ」
別にことばあそびをしているのではない。
次世代ののりつっこみは複数存在しているだろうことを示したいのだ。
そしてそれは、明らかに内容が違う。
明らかに「のりつっこむ」は「のりつっこま」よりも猪突猛進な感じがする。
ここまでくれば、我々は何の罪悪感を抱くことなく、以下の存在を予見できる。
のりつっこめ
のりつっこも
それぞれが「のりつっこみ」の血を受け継ぐ精鋭であり、その点楽しみである。
だが、その楽しみは、長くは続かないに違いない。
そう遠くないころ、過去の遺物を排除するべく幾人もの「のりつっこまん」「のりつっこめん」が登場するだろうし、さらにその黒幕として「ノリツッコマンA」がいることは想像に難くなく、我々の新たなる楽しみを底なしにするのだろうから。