ぬっぺらぼうの怖さを考えたものは多い。
髪の毛の有無を指摘した人物もいるが、大体の意見はまとまっているのではないだろうか。
「何をしてくるのかわからないから、怖い」
これである。
これは怖い。
目は主に、何かの情報を得るための使用されている。
口は主に、何かの情報を誰かに伝えるために使用されている。
そう。
彼らは目がないから、
目がない
→
どこから情報を得ているのか分からない
また、どう情報を得ているのかがわからないから、どう思っているのかも分からない
口がない
→
どのように相手にものを伝えるのかがわからない
よって、何をしてくるのかが分からない
だから怖い。
また、「目は口ほどに・・・」などというから、それが他の機能も果たすこともありそうだが、それも今の解析からそれほど遠ざかるものではない。
とにかく入出力の経緯が分からないから怖いのである。
ぬっぺらぼうと遭遇した人は、まず普通の人に会ったときにするであろうことをするだろう。
目を見る。
ありゃこいつ。
目、目がねぇ!!。
口は!?。
あー、口もねぇ。
まあ鼻はいいか。
ということで、こ、こいつ。
何考えて、これから何しでかすか、全然分からねぇ!!。
こういう経緯を経て、怖いにたどり着く。
とここでもう一度考えてみると、そもそもぬっぺらぼうというものは何も考えないから、そして何もしないから目や口がないのだ、とも言え、その風貌の奇妙さに対して何気に無害な、なんだかそこにいるだけのもの、という風にも捉えられそうだが、先日のタクティクスを鑑みると、そうとも取れない。
なおさらわけが分からず、怖さは増すばかりだ。
よって、なんだかんだ言ってやはり会いたくない存在であることは間違いなさそうである。
まあ、人によっては「何を食べているかが分からない怖い」「眼鏡をかけていたらシュールで怖い」とかいう意見もありそうだが、そういう意見は大事にしていきたいところだし、本人たちにもどうにかしてインプットしたいところ。