最速

世界最速の電車にテロリストが侵入。
進行方向と同じ方向にプラレールを転がした。
その地表からの相対的な速度は電車の速度+プラレールが転がったときの速度となったため、世界最速はテロリストのプラレールとなってしまった。
事態を重くみた政府は、ただちにプラレールを回収。
このとき、世界最速はテロリストのプラレールから政府のプラレールとなった。
一方、某国は「それでも世界最速なんだ!!」と驚き、直ちに国内で最速の電車に野球の投手を乗車させ、世界最速をもくろんだ。
しかし、あまりに急なことであったため、プラレールが間に合わなかった。
唯一電車内にあったのは、ホンヤドカリであった。
仕方がないので投手にホンヤドカリを投げさせ、これをもって世界最速とした。
「この場合、ホンヤドカリは何なのか」
当然の疑問が生じる。
「確かに、電車ではありません」
「しかし、そうなるとプラレールだってそうではないですか」
「その点、ホンヤドカリはぎりぎり乗り物です」
「したがって、わが国のホンヤドカリは世界最速の電車系乗り物です」
もう、みんながおかしくなっていた。
ある国は大型電車の中に小型電車を走らせる計画を立て、またある国は、赤道上にレールを引く工事を行い始めたのである。
追記
論理の変なとこ、つっこみはカンベン!!。

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