最近の「起承転結」の扱いのひどさと言ったら、どういうことだ。
「起承転結では分かってもらえない。まずは結論を先に言え」
「起承転結だと、まとまりすぎてる。もっと相手の目を引くような意外性を」
私たちが今まで学んできた起承転結は、一体なんだったのか。
何者にも変えがたい文章構成ではなかったのか。
みんな起承転結の美しさを忘れてしまっている。
そんな今こそ、起承転結を再認識すべきだ。
ということで、起承転結の「起」のゲスト。
誰もが二度は口にする、「冷やし中華はじめました」である。
・・・と、言い出しておいてなんですが、ゲストとしていいのだろうか「冷やし中華はじめました」。
これが起承転結の「起」としてまっとうであるかどうかは、正直微妙なところだ。
何故かというと、起承転結における「起」というものは、何かしら作者の意図を発するものでなくてはならないと考えられるから。
だから「冷やし中華はじめました」とだけ言われても、まあ店長の「これからたくさん食べてもらうぜ!!」みたいな意図はあるかもしれないけど、それはそれでそうですか、としか言えない。
これでは「起承転結」って、そういうことじゃないんじゃない?、となりそうだ。
しかし、「冷やし中華はじめました」が起承転結の「起」であると考えられるなら、必然的に「結」は「冷やし中華おわりました」で問題なさそうである。
冷やし中華によって、起承転結のうち、「起」と「結」が問題なく埋まるのである。
そうなると、残った「承」と「転」も、その始まりと終わりをつなぐ言い回しを行えばよいということになる。
例えば「承」を、「起」で生じるだろうポイントを明確にする章とし、「転」ではそのポイントを解決する章とする。
そうしてできた文章構成は、まさに「起承転結」であるといえるだろう。
このように、問題なく起承転結の構成に収まることのできるところをみると、「冷やし中華はじめました」が起承転結の「起」であることに不自然な点はないのである。
よって、ここは「冷やし中華おわりました」となるわけだ。
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「冷やし中華始めました」の「承」と「転」を入れた文章をお願いします。
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再度この回のを読んでみると、何言ってんのかわかりませんな。
あらためて「冷やし中華始めました」の「承」と「転」を考えると、具系か・・・。