若大将

「加山雄三、ついにパチンコデビュー」
最近、情報番組でやってました。
ここで気になるのは「ついに」部分だ。
なんだその高み。
「とにかくパチンコデビューがしたくて、これまで頑張ってきました。」
加山雄三がそんな人だったなら、我々も手放しに喜ぶのだが。
だが、あくまで憶測だが、彼にそのような目標はなかったのではないか。
なぜなら、それが目標なら、アプローチの仕方が変すぎるからである。
試しに、パチンコ機種の名前を考えてみよう。
パチンコデビューが目標で、それを目指しまくったなら、念願がかなったときのパチンコ機種名は
「CR加山雄三?777でワハハのハ?」
とかなっただろう。
ちなみに「ワハハのハ」は、出演したパチンコ列伝Vシネマのタイトルである。
だが、実際のパチンコ機種名は、こんなだ。
「CR加山雄三?海とエレキと若大将?」
変である。
言い換えると、基本的にパチンコデビューを目指した人生ではない。
どちらかというと、海の男を目指し、若大将を目指した人生だ。
そんな人生を、どうにかしてパチンコに結び付けようとすると、こうして変になる。
海とエレキと若大将。
伝導率高すぎである。
こうして邪推してしまうと、冒頭の「ついに」。
どうやら「高み」の意味の方ではない、「人気低迷してんで脱ぎました」的な「ついに」であるとも取れる。
どうにも「ついに」の含蓄っぷりには、困るね。
ただ、テレビで若大将は「しあわせだなぁ」と言っていた。
じゃあ、特に問題はないですな。

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