遊具に値する睡眠

まずはこちらから。
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○○駅→△△駅で目覚める。
だいぶ寝過ぎである。
また眠り出す。
△△につくと、「あれ、ここ、降りる駅?」の体。
意識を失いすぎである。
体はゆるく、リズムを打ち出す。
何をそんなに左右に揺らすことがあるのか。
象か、おまえは!。
◇◇駅。
一瞬「ここどこ」といった面持ちだが、なんとか体制を整える。
ケータイをちらりとみる。眠り出す。
体制はまだ「寝」だったようだ。
今気付いたが、隣の人に寄りかかる頻度が、左右同じくらいだ。
彼なりの歩み寄りだろうか。
左の僕は思った。
××→●●
ケータイをいじり、
眠り出す。
オンオフが、はやい。
新人類だろうか。
●●を出る。
彼はケータイを開けたまま、微動だにしなくなった。
寝ているのだろうか。
メールを待っているのだろうか。
あ、なんかキタ!。
動いた!。
でも、期待したメールではないようだ。
あ、またキタ!。
今度のは返信をするようだ。
と、彼は☆☆駅で降りてしまった。
つまらない。
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以上、「電車で座ってたら、隣の人が熟睡し、寄りかかってきた」際にケータイでメモした内容である。
別に寝るのは問題ないし、寄りかかってくるくらいなら、そんなに文句はない。
頭が目の前に来るくらい横になられたら、困ることは困るか・・・。
でも、額をすり寄せてくるとか、頭が異臭を放つとかでなければ、せいぜい困るくらいで終わる。
このような状況において、何が許せないこととなるのか。
それは「すごく寝ている人の隣の人が、特別になってしまう」こと。
「あんなに寄りかかられて、どうするのかしら。」
「あいつ、勇気ないなあ。もう少し、んっんって動いて、気付かせないと。」
このような目で見られてしまう。
注目されてしまうのである。
隣人として、これはつらい。
「はい、なんですか。僕が何か、ありましたか!?。」
「ええ、寄りかかられている僕ですよ、はい。で、どうしますか、はい!?。」
「なんかサブいですか。僕がですか。そうですか。」
ちょっと、言葉でどう言えばいいのかわからないが、そんな感じだ。
僕は、さっき書いたように、寄りかかられるくらいでどうこうはない。
しかし、この雰囲気は我慢できない。
ということで僕は、冒頭のメモを、寝ている彼の目の前でうってみていたのだ。
(ほぼひざまくら状態にまで、寝人は横になっていた、ということ)
起きたら、目の前でうたれているこのメモを見た彼を見て、僕が楽しめるはず。
起きなかったら起きなかったで、まあいいか。
周囲の注目も、こういう風にすれば、少しは楽しめるものか。
ところが、寝人は急に目覚め、僕のケータイ画面を見ることなく、行ってしまう。
でも、楽しめた。
寝人の、もう一人の隣人が、僕のうっていたメモを、にやにやしながらのぞきこんでいたから。
明日
今日のようなシチュでは、これをやれ!!、を考察。

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