まんざら 2

昨日からのつづき。
【あらすじ】
「まんざらでもない」という言葉の「まんざら」を否定せずに使ってみよう。
case 1:
先生「おたくのてつや君なんですが。」
母親「うちの子が、何か?」
先生「最近、授業中にまんざらな態度をとるようになりまして・・・」
母親「て、てつや!!」
何も考えずに使ってみたが、どうだろうか。
「授業の妨害をする」「奇声を発する」などの問題行動よりは、どちらかというと教科書にパラパラまんがを書いていたり、全然違う、人物写真の多いページを見ていたり。
そんな感じがする。
case 2:
刑事「君は完全に包囲されている」
刑事「まんざらな抵抗はやめて、出てきなさい」
やはり何も考えずに使ってみたが、どうだろうか。
「無駄な抵抗」であれば、まぁ無駄なのだろうが何かを叫んだり、要求したりしているんであろう。
しかし「まんざらな抵抗」となると、イメージがつかない。
抵抗としている限りは、何か抵抗をしているのだ。
まんざらという言葉の持つイメージから考えると、こんなか。
・立てこもっている部屋の蛇口を全部開く。
・カーテンを勢いよく閉めてしまったので、反対側からカーテンが開いてしまっている。
・余っていたCDケースを投げてくる。
・人質の喉元にドライヤーをあてがっている。
・置かれた包丁の先は警察隊に向けられているが、テレビを見ている。
なんとなくこんなことをやっているように感じる。
なにか、ずれている感じ。
どうやら、僕にとって「まんざら」とは、何か無気力で抑揚のない、自分に関係のない環境に左右されない、というようなイメージがあるようだ。
とにかく、言葉の感じがなぁ。
「まんざら」だもの。
ということで、「まんざら」をこれから使うなら、今回のを参考にすると厄除けになるかも。
逆に、今回のを参考にして「まんざら」を使ってみるのもいい。
ときどきありますね。
余っていて、何も入っていないCDケース。
彼らは「まんざらな態度」を取っていると、言えなくもないから。
ちなみに僕は今、花粉症がひどいので「まんざらな表情」をしながらタイプしてます。

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