湯気のむこう・その2

昨日からのつづき。
【あらすじ】
人はラーメンを食べるとき、たぶん斜め45度くらいに視線が行くと思うんだけど、何見てんだろ?。
例えば、である。
誰かがラーメンを食べる瞬間に、その斜め45度に「メジャー」もしくは「かたつむり」を置き、すぐに取り上げるということを行ったとする。
ラーメンを食べていた人に問うてみよう。
「あなたの前に置かれたのは、メジャーでしたか?、かたつむりでしたか?」と。
僕は、彼がどのように答えるかを言い当てることができる。
十中八九、「え?」だ。
そう。
ラーメンを食べる瞬間、僕らは目を閉じないまでも、視覚はほぼ遮断しているようだ。
よって、その瞬間に10円玉が転がろうが、チョロQが走ろうが、すごく小さなアルマジロが通ろうが、実は見えていない。
「僕らはラーメンを食べるその瞬間、何を見ているのだろうか」
この深遠な疑問の解答は「僕らはラーメンを食べるその瞬間、斜め45度をちゃんと見ていない」となると思われる。
ちなみに、ラーメンを食べるときに何かをちゃんと見てしまっていたら、それはラーメンを食べているとは言えないだろう。
それは「何かを見ながら、ラーメンを口に入れながら、生きながら」だ。
お前は勉強しながら足やせポーズをする女子中学生か。
だめだ。こんなにも「ながら」では。
ラーメンを食べるときくらいは、ラーメンに集中したいものである。
ところで、超能力者にはラーメンを食べてもらうのはどうか。
湯気のむこうのESPカードは、単に裏返されているときよりも「強い」かもしれない。
単に裏返されているカードを当てられるより。
「え!?、ラーメンを食べる瞬間だけ、その斜め45度のところに置かれるカードを模様を当てたの!?」
真実味が増します。
さらに、その当てたカードが「波」だったりしたら、僕は番組のセンスをビンビンに感じるね。

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