「しびれるくらいが、う、う・・・ま・・・」

昨日のやつで思い出した。
どこかで読んだ、ふぐ。
「ふぐは舌に乗せて、少ししびれるくらいがうまい。」と語った本があった。
ふぐと人間のあいだに生じる食欲、生死を綴った話は真偽わからないものも含めて数多く、この話も本当なのか、冗談なのか。
ふぐ刺しを食べたことがないのでわからないが、この料理も裏打ちされた「安心感」があってのものだろう。
まぁ、この話で気になることといえば「しびれ」の部分。
彼らの毒は「テトロドトキシン」という、なんとなく口に出して言いたくなる面持ちのやつだ。
ただ、口に出したくはなるが、実際に口にしてしまうと、主に神経系の機能障害をもたらすはず。
ところが彼は「少ししびれるくらいがうまい」と言う。
ばっちり効いてしまっている。
「ふぐは舌に乗せて、少ししびれるくらいがうまい」が彼の辞世の句であったかどうか、気になるところだ。

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