シエスタリック・ブリス

どちらかというと局所的な話題で申し訳ないですが、格ゲーに「ヴァンパイア」と呼ばれるものがあります。
その登場人物の中に、まま「ヴァンパイア」が職業の人がいまして、コイツが「ミッドナイトブリス」なる必殺技を使います。
「ミッドナイトブリス」は戦っている相手を女性に無理やり変身させてから、血を吸う、という技。
いつからか、ヴァンパイアは処女の生き血が好き、みたいなことになっておりまして、そんな背景があるからヴァンパイアの彼も相手を女性に変身させるのでしょう。
性の転換。
今では手術などでかなり異性に近づくことができるやも知れませんが、それでも生殖や妊娠などの機能に関しては未だ実現されておりません。
性転換はまだ不可侵の領域なのです。
ところで、人間にとって不可侵の領域と言えば「不老不死」も忘れてはならないでしょう。
この不老不死。
話題はいつだって事欠きませんが、それでも我々が期待するような不老不死は、まだまだ無理っぽいです。
僕は不思議に思っています。
時の権力者が実現を望む「人間における不可侵の領域」が全て「不老不死」であるのはおかしい、と。
「どこぞのだれかは、不老不死の研究をさせていた」
「どこぞのだれかは、不老不死の薬を探させていた」
みたいな話があります。
一番えらくなりました。
なんか、ごっつみんな頭下げます。
おいしいものが食べれます。
ら抜き言葉を使っても怒られません。
こういう人は歴史上に何人もいると思います。
その多くはおいしいものをずっと食べていたいので「不老不死」を望んだりするのでしょう。
ですが、一人くらいは「異性になる薬を探していた」みたいな人がいてもいいのではないでしょうか。
そんなことを考えたとき、僕は気付きました。
「ははーん。こいつら、お手軽に性転換を楽しんでいたな」と。
みんな、えらくなって栄華を極めだすと、「飽きたな、人間界」という感じになります。
そこで、手が伸びる。
「不老不死」と「性転換」です。
そこで勘の鋭い従者などが、こっそりベッドに「スカート」や「つけひげ」を用意するのです。
目の前に、自由に扱えるスカートがある男性が、つけひげがある女性が、それを身につけないはずがありません。
見られたときの心配、というのもありません。
権力者だから、見られたりしてもその後、すぐに「これからの兵装はスカートがベース」みたいな法を作れるのです。
これらのアクセサリをつけた権力者は、そこそこの「性転換」に満足し、「じゃあ、不老不死に力を注ぐか」となるのです。
したがって、文献などには「不老不死を望む」ということしか書かれないのです。
もしかしたら近い将来、「始皇帝、スカートとカチューシャを着用、鏡の前で2回転をすることにより、納得する」みたいな文献が出るのではないかと期待しています。
ただ、冒頭にも書いたように、本当に性の転換を望むなら、諸問題により大変です。
スカートとカチューシャでは、まだコスプレの域を出ていないのです。
ということは逆に言うと、人間界に飽きた人でも、コスプレをすれば50%くらいはテンションが持ち直せる、ということでもあります。
問題は、コスプレすることによってどれほどテンションが左右されるか、という点でしょう。

「シエスタリック・ブリス」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ドラマとかである「屋上から飛び降り自殺をする人を止める場合」ではコスプレが有効かもしれませんね!

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    飛び降りようとしている人の、はずみにもなりそうだしね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です