ある拍子に自分の部屋が片付いていないことに気付くとは、ままあることである。
買ってきたジュースの缶が床に置いてあったり、読んだ本を本棚に返していなかったり。
でも、大きな原因のひとつは「いまでは必要ないもの」が多すぎることである。
ハロゲンヒーター。
前は必要だった。
これからも冷える日が来るかもしれない。
でも、使用する頻度は少なくなり、場所も取る。
リモコン。
十秒前までは必要だったものでも、任が解かれて地べたに置かれた瞬間、極めて踏まれやすいやっかいなトラップとなる。
上記に挙げた「読んだ本」などもこの類だろう。
これらは私達が、何か体調的な理由でミクロ化してしまったとき、死を覚悟せねばならないほどの障害物となる。
面倒でも片付けることを意識した方がいい。
また、片付いていないことの原因には「ひとつで事足りるのに、何故か複数ある」というものも多い。
マウスパッドは使いやすいものがあればいいはずである。何故、ペンギンのマウスパッドが置いてあるのだ・・・。
「新耳袋 第5巻」内容は怪談一本の文庫である。何故か本棚に「5巻」が2冊ある。ひとつでいいのに・・・。
目薬は、開放してあるものがひとつあればいいはずなのに、開封済みのものが2つ並んでタンスの上に置いてあったりする。
指し方はスタンダードか、はたまたクロスか。
何故、これらのものがひとつの部屋に複数存在してしまうのか。あなたはこれらのものが「ひとつあれば事足りる」ということを知っているはずである。
この奇妙な出来事は、何者かがあなたの部屋に侵入したことを意味している。
何者かは、よかれと思って、よく100均の小物入れを置いていく傾向にある。
気をつけたほうがいい。
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片付けは重要である。
だが、片付けている際に同じCDが三枚見つかったら・・・どうかね?
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CDが好きなんだね。
穴からのぞいてみたり、
あれを額につけて「お医者さん」とかやってみたり。
と思う。
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あなたの様な人ばかりだったら、世の中表面上だけ良くなったかもしれない。