教習所で「サンキュー事故」というのをはじめて聞いた。
駐車場の入り口付近から出てきそうな車に対し「先にどうぞ」と車道側の車が待つ。
待たしては悪いと、駐車場側の車はあせりが生じたりするため、十分な注意を払わずに動き出す。
よって、歩道の自転車や対向車線の車への接触事故などを起こしてしまうことが多くなるわけだ。
このようなシーンのとき、駐車場側の運転手には様々な情報が流れ込んできてしまう。
上記に挙げた「相手を待たしている」という認識のほかに
・歩道に危険はないか。
・ゆずられた空間にはどれほど車体を入れることができるか
・縁石に乗らないで済むような角度で侵入しようとしているか。
・対向車線にどれほどはみ出るか。
・入ろうとしている場所の前の車は高価そうか。
・ゆずってくれた車の人は怖そうか。
・今日の前髪の調子はどうか。
これらを速やかに消化できる情報処理能力が必要となる。
雨の日は視界の悪さと最後に挙げた項目の重要性も手伝って、より大変だ。
僕の場合、だいたい上記をクリアして次のイベント「ハザードを付けてありがとうを伝える」前に脳内大騒ぎに達してしまう。
とにかくこういう場面では、車の運転はよりゆっくり、確実に安全を確認しなくてはいけない。
さもないとサンキューの後味が最悪になってしまう。
それにしてもネーミング。
ポジティブすぎやしないか。サンキュー事故。
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「お弁当買ってきたよ。」
「おー。ありがとー。」
「はい、これ。」
「・・・。鳥のから揚げが入ってるヤツって言ったのに・・・。」
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「こんな暗い話題の電話、夜更けまで聞いてくれて、ありがとね・・・。」
「・・・うん・・・。」
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「故あって逃げなくちゃいけないけど、ここにいて本当に楽しかった。今までかくまってくれて、サンキュ!!。」
「えー・・・。」
以上、サンキュー三段。
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いままで斬新なネタをありがとう!
それはそうと、サンキュー事故は罠だな。
道を譲られたらバックするくらいの気概がないとやられるよ。
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そうだね。
どうしても裏を読もうとしてしまうんだよね、僕たち私たち。
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戦場ではそれくらいが丁度良いのさ。