でも、タパは知らないふりをすることができませんでした。
思わずぽつりとつぶやきました。
ずっとひとりぼっちだったタパの生活は、自分の思い出との生活。
いつも歩く歩道。
物心がつく前からあった本。
いつか、どこかの写真。
自分の居場所。
どれひとつ欠けてはならない、たいせつなものばかりでした。
だから、初めての生きものに出会ったときも、
たいせつなものがひとつ、ふえるのだと思いました。
でも、タパは知らないふりをすることができませんでした。
その生きものは自分と同じ形をしていたのです。
「この世界の空気は、とても濃厚だったんだ。ぼくは、おぼれそうだ・・・。」
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わりと絵本チックな感じで良かったのに、
最後のセリフはなによw
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え~。
なして~?。
結構含ませてるよ?。