高円寺の一等地に構える「ホストクラブ玄界灘」。その朝は早い。
新入りの「ヤス」は店に入るとまず屋上に向かう。イカの一夜干しを回収するためだ。
「きっかけはこっちに出稼ぎに来たとき、おやっさんに、おまえハチマキ似合いそうだなって口説かれたことでした。ひげも濃かったですし。」
ヤスは屋上に新しいムシロをひきながら私に語ってくれた。その言葉は新入りとは思えないほど丁寧で、流暢だった。
店主、大五朗は昨今のホストクラブブームに、「男くささ」が足りないと感じていた。
「やっぱり男は男を出してないと。お客様はね、大漁旗で身を包んだふんどし男に興奮するんですよ。その旗をぱーっと脱いだときの歓声を聞くと、してやったり、と思いますよ。大漁旗なんか、引っ張り合いだもの。お前らが大漁だっていうくらいね。」
大五朗は40代の女性とある種の男性をターゲットとし、見事成功を果たした。
「次は山男を考えています。」
ヤスが新しいイカを並び終えた頃、ホストクラブとしては異例の早さで店がオープンする。
「へいらっしゃい!!。今日も大漁じゃあ!!。」
基本的に従業員は全員、宮沢りえ並みのふんどしルック。
イカが汚れるのでディーゼルエンジンには反対だ。
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これは文学として評価する価値があるね。ある種の男性たちにはねフォー
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ほんとにあったらイカンので、調べました。
何気にありえない話ではないかと。
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見てくれと頼まれたので見てみた。
本当にある種の文学だ。
高尚すぎて、おいそれとコメントできん。
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何でこういうことが書けるのか、僕もわかりません。