寄らば出す。 その2

昨日からのつづき。
【あらすじ】
ドクヤガエル、フキヤガエルって名前、なんかかわいそう。
毒の採取=殺害っぽいし。
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分解しやすかったり、熱に弱かったりするのでなければ、彼らの毒は人間には作用しないはずだ。
というのも、彼らの毒で狩った獲物を人間が食べて死んでしまうようでは、この流れに勝者はいない。
関係者全員死亡で、それでも勝者を考えるのなら、それは分解者だろう。
一方で、その毒が人間に多少也とも効いてしまうのであるなら、人間としてはカエルを触れたくはないだろう。
となるともう、毒の獲得方法は「ドクヤガエルを見つけたら、矢でちょい刺す」以外に考えられない。
その矢で獲物を射て、倒したら矢の刺さった場所付近を除去したりする。
それにしても、やはりそうなってしまうのだろうか。
「矢でちょい刺し」
カエル達の体長を考えると、それはもう全身裂傷に等しい。
あるいは「ちょい刺し」どころではないかもしれない。
カエルを矢で刺しぬいておいて、それをそのままシュッとやる。
大きな獲物を狙っている場合は、矢に何匹ものカエルを刺しぬくかもしれない。
それが矢先の毒量と比例するのかは分からないが、壮観ではある。
矢につらぬかれた、たくさんの小さなカエル。
矢、本来の用途を考えると「たまたま石の上に小さいカエルが連なって座っていた」みたいなことがない限り、そんな光景は見られないだろう。
まあどちらにしても、カエルにとってはあまりにも悲しい感じ。
次回、殺さずにドクヤガエル、フキヤガエルから毒を取ろう。
じゃあ本当に殺して毒を取っているのか、は知りませんが。

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