広告

新聞のチラシやネットショッピングなどで、家電屋さんの広告を見るときがある。
このとき、テレビやモニタの商品を扱う部分に注目してもらいたい。
「広告は、画面に何を写させているだろうか」
多くの場合、黒い背景にその商品の名前だったりする。
一方、清涼感のある海の映像や風景、子供モデルや果実の画像だったりもする。
・・・そう。
少々落ち着きすぎなのだ、上記の人たち。
なんかもっと、こう!!。
のような気持ちにさせる。
ということで、例えば砂嵐の画像にをはめ込んでみたらどうだろうか。
そのネガティブな感じに反して、僕はそれほど売り上げに影響しないのではと考える。
なにか、実際その商品を手にしたときの使用感を表現しているような気がするからである。
むしろ一見ネガティブな砂嵐の画像をはめ込む試行は、今後の広告の方法を一変させる結果を生み出すかもしれないのである。
別に家電屋さんとしては、砂嵐の広告的効果を研究する意味はなさそうだが。
そうしたら、アツアツのピザの画像を載せるのはどうだろうか。
「そうしたら」の使い方が間違っている感もあるが、ピザ屋さんとのコラボである。
何気にかなりイケる感じがするため、あっさりと流すが、とりあえず「薄型」という言葉には、非常に相性が良さそうだ。
やっぱり、こたつで団欒している家族の画像か、ここは。
古きよき日本の家族。
そんなあくびの出る印象を持つやつは、もういない。
「なんでこの画像を採用したんだ・・・」
消費者は心奪われっぱなしである。
近いところでは、「むきかけのみかん」の画像。
「一方的な勝利目前のオセロ」画像。
そのほかにも
「店長の子供」画像。
「終了後の花火大会」画像。
「ほとんど売切れてしまっているコンビニのおでん入れ」画像。
「うりこみ中の演歌歌手」画像。
「カチカチに固まった瞬間接着剤の口部分のマクロ」画像。
「誰も乗っていないシーソー」の画像。
たくさんの画像たちが、広告に飾られるのを待っているし、へたすると、これから広告に飾られるためにたくさんの画像たちが生み出されるやもしれん。

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