?「君はどうして、そう沈みがちな性格なのだね?。」
「どうも、生まれてこのかた変わらないんですよね・・・。」
?「社長のお時間が取れるようだから、アドバイスしてもらいなさい。」
「失礼します、社長。」
ヒヨドリ「君か。沈みがちな人というのは。」
「なかなか治らないんですよ。」
ヒ「それはそうだ。人間誰しも少なからず、そういう性質は持っているよ。」
「と、いうと?。」
ヒ「人間は地上をうろつくだけだから、上とか下とかに対する考えがどうしても希薄なんだよ。」
ヒ「その点、私は空間的にものを考えなくちゃならない。それは、上昇志向というか、そういうものをコントロールできる能力でもあるんだ。」
「上に行こうと思ったら、どういう風に?。」
ヒ「簡単だよ。そこいらにある空気を羽で叩きつければいいんだ。」
「ぼくに羽なんてありませんよ。」
ヒ「君の肩甲骨なら、いける。」
・・・
ヒ「よし、さっそく屋上に行こう!!」
屋上は風が強く、背広じゃ寒さをしのげない。
「・・・社長。なぜ社長はヒヨドリなんですか?。失礼を承知でお聞きしています。一体、どのような・・・。」
ヒ「あっ、虫!。」
ビルを滑空する社長を止めるための羽は、僕にはない。
僕は社長のかごへ、辞表を叩きつけた。
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比内鶏以外の鳥類とは仲良くできる自信がありません。
そして「僕」、ナイス選択。
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ペンギンはいいぞ!!。