ビタミン

ちょっとくらいならビタミンっぽくない名前でもいいのだ。

アスコルビン酸?
ビタミンCのことだ。

確かに「ビタミン」という響きが持つ、さっぱりさや清々しさ。
買ってきたばかりでページがピシッとしている新刊。
サークルではなく、テニス部。

あれが無くなってしまっている。

しかしまだましだ。
葉酸の野朗に比べたらまだましだ。

何故かはわからないが初めて聞いた時から「葉酸」は気に食わない。
ビタミンの中で目立ちすぎだ。

日本で見つかったら漢字です。
そんな感じの理由なのだろうか。

他のビタミンと結構違うところがあるから変えてます、とかあるのだろうか。

かろうじて「新緑です」というのはアリな気もするが、それで騙されようと思っても騙されんわ。
葉酸はちょっと画数多すぎる。

新緑というものの、何がいいかというと、それは木漏れ日だ。
あの画数では、ちっともその隙間から日差しが漏れてくりゃしないだろうが。
ちゃんと漏らそうとしてんのかこら。

新緑の木漏れ日。
あれを木の内側から見られたら、それはもうスパンコールのようにきらきらして気持ちがいい。

5月の美川憲一。
今書いてみて、スパンコールの代名詞として美川憲一を持ち出すのは合っているのか。

いや美川憲一と言えば普通、10月か11月だろ。
かの女の誕生日は、一体どっちなんだ!!。

熊本県

寝る前によく読んでいる「妖怪大百科」みたいな本に「あまのじゃく」の仲間である「アマンシャグマ」というやつが載っているのだが、その内容の魅力に、先日まで気づかずにいた。

「この世が誕生したころに熊本県に棲んでいた」

地球誕生の46億年前なのか、ビッグバンの138憶年前なのかはわからないが、そのときから熊本県は存在していたことになる。
国際的な諸問題を一気に解決できそうじゃないか。

存命なのかはよくわからないが、コンタクトが取れればそんな些細な問題どころではなく、宇宙の創世やこれからどうなっていくのかも聞けそう。

はやぶさ3は、彼を探すの特化でいいんじゃないだろうか。

電池切れ

ちょっと変な腕時計を持っているのだが、電池が切れて久しい。

時間を見るために携帯を見る。
その行為が、なんかかっこ悪いなと思ってしまったのだ。

特に夜。
わざわざバックライトが明るくなり、時間と待ち受け画面のねこを映し出す。

何を、明るくなっとんだ。
確かに時間は確認したかったが、夜なんだ、見えなくてもいいじゃないか。
いや、そもそも何を時間を気にすることがあるんや。
お前は時間を気にするほど、予定ないやないか。
おいまて、何便座ゆっくり開いとんのや。

最後は蛇足だったが、まあこんな気分になった。
そんなときに買った腕時計。

電池が切れて久しいが、装着するのも久しい。

というか嘘ついた。
装着しないでもう3年くらいたつ。
僕はまだ、夜の路地で顔を光らせているのである。

マスカット

ときどき行くバーでは、必ず注文するのは、なんかマスカットのなんかである。
ジュースのように甘く、酒を感じさせないそれは、夕焼けのような色合いのカウンターに、妙に合う。

僕は昔からマスカット味のものが好きで、まあほぼラムネなのだが、ではそれが本当にマスカットの味なのかはアヤシイものなのだが、とにかくあの好きなのだった。
でも、いまラムネを挙げたように、実は本物hはそれほど好きじゃない。

マスカットは皮をむくのが面倒くさいし、そもそも結構高い。
ちょっと名前の語感も好きじゃない。

そのなりは、ちょっとトライポフォビア感があるし、干したら僕の大嫌いな干しぶどうになる。

「マスカットは何個目からトライポフォビア感が出るのか」

ちょっと興味が出たが、それよりも今使っているedgeのタブがたくさん出ているのだが、そのタイトルがすべて「ポテョムキ」になっている。
先日、確かにポテョムキンに触れたが、その時調べた形跡が残っている、ということだろう。

「ポテョムキは何個目からトライポフォビア感が出るのか」

半濁音がある分、期待できそうである。

メダカ

メダカを飼っているのだが、増えてきた。

最初のころは、卵を見つけると親に食べられてしまわないよう、別の水槽に移していたのだが、そこで生まれたメダカがそこでまだ繁殖しだし、これは指数関数的に増加する秒読み段階にきているといっても過言ではない。

とは言っても、殺戮的な方法で数を減らすのは忍びなく、増えるとはいえ稚魚はなかなかかわいいし。
内科的な方法で数を減らすのは、思いつくのはほぼ殺戮的な方法で数を減らすのと変わらず、外科的な方法は、メダカに対しては知らない。

今は亡き祖母に聞いたところによると、何十年も前の猫の去勢方法は確かあれだ。
戦艦ポチョムキンを輪ゴムで縛ってしまい、自然と朽ち落ちるのを待つという、それだけはやってくれるなという方法だったという。

その真偽は定かではないが、これをメダカにやろうとすると、それはおそらく殺戮的な方法のひとつである。

殺戮はいやだし、でも増え続けてしまうのも困る。
さらに言うと本当はメダカかどうかわからないのだが、メダカのようなものを、やはり殺戮するのはいやだし、得体のしれない者が増え続けるというのも、やはり困る。

いやーほんと困る困る。

かしましさ

女三人寄ればかしましい、とは今や、ちょっと見方を変えると様々な炎上要素を持つ、気がする。
なによりも、多様さが認められている昨今では、そういうやつもいるし、そうでないやつもいる。
それ以上の何もないわけである。

4人集まらないと騒がしくない女もいれば、3人寄ればかしましい男たちもいる。
あれ、昨日は3人でよかったのに、今日は10人集まっても動きに切れがない。
あいつ、ひっとりでうるさいなぁ。

あいつら、2人だけどかしましい。
ああ、おばあちゃんが来てるのか。

などである。

ところで昨日、変な居酒屋で飲んでいたら、それはそれはかしましい女性らが隣にいて、もう圧倒されてしまった。
二十歳くらいの若い女の子なのだが、20年ぶりに命の恩人に合った、みたいな状態でなのである。

お母さんにあったんか。

とにかく大騒ぎが一定間隔で発生し、その振動で身体ともに揺さぶられた。
そのせいでとても疲れた。

しかし楽しそうだったので、悪い気はしなかった。
あの場所なら、たぶん悪霊とかは退散するし、かっちかちのジャムの蓋は開くし、除湿効果もすごい。

フランケン

前から気になっていたのはフランケンのねじの件で、あの、こめかみにあるやつ。
ねじという性質上、対となるボルトの存在も気になるが、僕が以前見たのは「こめかみの両方からねじの頭が見えている」タイプのシュタインだった。

あれはいったい、何を止めているんだ。
などと考えていたが、ちょっと画像検索をしてみると、その僕が見たやつは見られず、首になんか棒が付いているフランケンが多数ヒットした。

どうやらこちらが本家で、僕の見たほうは、フランケンではない何かだった。

もちろん、本家の首についている棒もいったい何なのか、よくわからない。
おそらく何かをとめているのだろう。

一方で僕の見た両方ねじ頭をこめかみに携えたやつは、たぶん動くねじ置きとか。

いいゲリラ

ゲリラホワイトデーというのはつまり、「下心とかなく、ただおごりたいだけだがちょっと恥ずかしい。あるいは相手が妙なところでそういうのにキビシイ」というときに発動するもので、「残念だったな、今日はゲリラホワイトデーだ。すでに払われてしまった我が身を呪うがいい」というふうに使う。

ゲリラというとずいぶん自己中心的な、ひとりよがりな感じのするところだが、ゲリラホワイトデーはだいぶ相手の力量も問われるものとなっている。

「えっ、何言ってんの?」
これだけで言霊は死に、気分は消沈し、改札は予想外のタイミングで閉じ、おちゃめはそのなりをひそめる。

「ゲリラという言葉とホワイトデーという言葉の意味を、その落差を。よきにはからって。そしてもし面白かったら、楽しんでくれよこのやろう!!」

ただ彼が、来年2月あたりに発生するかもしれないゲリラのことを思うことは、けっこうおつである。

たてよこ

どちらかというと精神的にひどく忙しい合間、久しぶりに昔のメモ帳を眺めていると、「たてリスカ」とあった。
たしかに、いまけっこう疲れているが、そこまでは行っていない。

いやいや、そういうことではなく、こりゃ昔の僕もなかなかやるもんだね。

誰か一人でも「たてリスカ」をしたならば、それまでのリスカは「よこリスカ」と改められなければならず、ここに「たてリスカ」のパイオニアと、最後の「リスカ」が誕生するわけであり、色々と派生ストーリーが頭の中に思いついてきて、大変よろしいのである。

これ、久しぶりに書く内容ですかね。

RV

資格を奪われたら人間、何もできないのではないか。

間違えた。
視覚を奪われたら。

ということで数年前からある、目につけるやつ。
仮想現実とそれを実現しているVR機器というのはほぼ、視覚表現に特化している、と勝手に思っている。

となると気になるのは他の感覚で、では「海の映像をVR機器で見るとき、潮の香りもする」というのはどこまで行けるものなのだろうか。
この場合、聴覚はかなり簡単に実現できそうだ。

「波の音がする」

残りの3つは難しそうで、上記の香りに加え、波に触れた時の感触や吐き出したくなる塩っ気。
こう考えると五感を満たすVR機器は大変そうだ。

でも気になっているのは、実はこれらではなく「逆VRはどうだろう」ということだ。

即ち、どんな映像を見ていてもいいが、現実に風が吹いたらVR機器で表示している映像に風が吹く演出が加わる。
西部劇で見る、こんがらがった木の根っこみたいなやつが転がっていく。
そんな仮想現実は可能なのだろうか。

なんていうことはもう古そうで、例えばポケモンGOでは雨が降っていると映像でも降っていた気がする(違ったらごめん)。

例によって五感は偏るかもしれないが、実現可能かどうかというよりは、もう使い方どうするか、という段階な気がする、逆VRは。

ただ、結果的に逆VRはすぐ2つの到達点をむかえる気がしており、それは「エロ」と「広告」ではないか。

エロはおそらく二次元の何かとの接点や、映像は別の人などという仮想不倫などの話に終始するだろう。

広告は、もうあるだろう。
例えば、VR機器を通した映像にあるものを、そのままネットショップで買えたり、詳細がわかるような導線のようなものなどが。

と、ここまで来てやっと一番言いたいことが言える。

どうか、カレーのにおいがしたときに、勝手にハウス食品の広告を表示しないでもらいたいのである。
別にカレーが嫌いとか、滅ハウス食品というわけではないのだが、なんか恥ずかしいのだ。

カレーのにおいがした時点で、もうハウスだかSBだか、頭には浮かぶのである。
そこにきてメーカーのCMなんか、何の念押しなんだと思ってしまう。

そして近くを通り過ぎる人はこう思うのだ。

「あの人、カレーのにおいしてるからハウス食品のCMが流れているな」

どこか「あの人、前に女子高生が歩いているからエロいこと考えてるな」と似て、何か人にばれたくないことのような気がする。

そして、情報の拡張、連携は時としてよくない結果を生み出す可能性もある。

上記のようなシンプルな「カレーのにおいだけでなく、そのメーカーの情報も伝わる」ことであっても、どうだ。
その時、前に女子高生が歩いていたら。

逆VR以前。
「カレーのにおい」だけの時においての、「前を歩く女子高生」では、情報の連携は以下のパターンがあるだろう。

「カレーのにおい→女子高生を連想」
「カレーのにおい→エロいことを連想」
「女子高生を見かける→カレー食べたい」
「エロい気分→カレー食べたい」

一方、カレーのにおいに付いてメーカー情報も手に入ってしまうと、情報の連携が複雑化する。

面倒なので列挙はしないが、上記の例に加え、「女子高生を見かけるとハウス食品のことを思い出す」「ハウス食品で欲情する」など、「ハウス食品のことを考える→カレー食べたい」の健全な連携も霞むほどのとんだクリーチャーが生み出される可能性があるのだ。
こんなん、街歩くだけでどれほど「琴線に触れる」ものか、わかったものではない。

まあ、どうであれ「あの人、カレーのにおいしてるから欲情しているな」と思われるのは、是非もさることながらそもそも、ちょっと赤裸々すぎる。