リンケージ、にんじん。

にんじんというと、僕にとっては小説でも米菓子でも田原俊彦でもなく、「なんか子供の頃は嫌いだったけど、今は食べてる」という印象。
なぜ子供の頃嫌いだったか。
「大人になったときにちゃんとにんじんの嫌いなところを思い出せるようにしておこう」と考えていなかったため、あくまで推測になってしまうが、たぶんちょっと甘い。
にんじんは煮ると少し甘くなる。
あれがいやだった気がする。
野菜のくせに、なぜ甘くなるんだ。
幼少の頃の僕はそれが許せなかった。
だから僕は、にんじんを料理の中から除外したり、寒空の下吊して放っておいたりは、まあしなかったが、よくその衝動を抑える事ができたと感心する。
寒空の下吊して放っておくとむしろ甘みが増したりするような気もするから、賢明でもあった。
ところが今では案外おいしいと思っている。
火が通っていても野菜スティックでもおいしい。
あんなに憎んでいたのに。
僕も甘くなったものである。

リンケージ、1/3。

これまた以前書いた事で恐縮なのだが、「らんま1/3」というのはやはり色々考えさせられて面白い。
普通の男の子で1/3。
水をかけられて女の子、1/3。
あとの1/3はどうしたの!?、と気になる。
「らんま」も心配だろう。
あくまで憶測だが、おそらくこの「らんま」の体重は2/3くらいの状態なのではないか。
「1/3」について何か考えようとしたときぱっと思いついたのは、上記の「らんま」か何かの歌にあった、気持ちが「1/3も伝わらない」こと、あとは多くの人が休みだということくらいか。
このなかで「1/3も伝わらない」というのをクローズアップしてみると、これはたいがい「はじめてのおつかい」で見かける事ができると思う。
たいがい欠けているという印象、注文が。
「ジャガイモとにんじんとカレールー」の注文。
これが、子供がおつかいから帰ってくると「ジャガイモとカレールー」や「にんじんとカレールー」。
一番視聴者の受けがいいと思われる「ジャガイモとにんじん」のように、1/3欠けてしまうらしいのだ。
あの独特のナレーションでも言ってくれていそうだ。
「せめてカレールーが欠けなければ、カレーができなのに、ね」と。
ちなみに「はじめてのおつかい」のくだりから「と思う」「らしい」とふわふわした感じで書いているのは、僕があまり「はじめてのおつかい」を好いておらず、見た事がないからである。

リンケージ、スイカ。

スイカとくれば普通思い出されるのが「かぶとむしにスイカを与えると腹をこわす」というやつで、以前も書いたことがある。
別に虫だからと、けなす訳ではないのだが、驚きなのはやはり「かぶとむしにも、こわれる腹があるんだ」という点だ。
多くの人間にとって、虫に高度な腹が必要なのかどうかは分からず、こわれるくらいならなくてもいいんじゃない?という気にもなる。
というのは、昆虫食があまり浸透していない日本人特有かもしれない。
小学校のときに習った、「昆虫は頭と胸と腹で構成される」というのを信じるなら、少なくとも腹は1/3。
昆虫を食べる文化を持つ地域にとって、味にかなり影響を与えるであろう腹は、あってもらわなくては困るくらいだろう。
夏の短い期間しか会えない織姫と彦星のような間柄だからだろうか。
かぶとむし自身の腹に対する意見はよくわからないが、まああってもらわなくてはならないだろう、腹。
ということで、人間、かぶとむし双方が欲している腹は、かぶとむしにあって本当に良かった。
となると次に気になるのが「スイカで腹をこわしたかぶとむしを食べると、どれほどスイカの味がするのか」ということで、それは一見「スイカピューレの入ったチョコレート」に見えなくもない。
しかし、そんな話題をトリに持ってこようとする性質は、昆虫食があまり浸透していない日本人特有かもしれない。

リンケージ、どじっ娘。

僕の周りには「どじっ娘」属性の人はおらず、そのせいか「どじっこ」とタイプしても「どじっ娘」とは変換されず、「どじっむすめ」と、少しだけガンダムの敵モビルスーツにいそうなタイプをしなくてはならない。
そもそも「どじっ娘」なのか「ドジッ娘」なのか「どじッ娘」なのか「ドジっ娘」なのかがわからないが、僕としてはこのような順番で「よりどじだ」となる。
1:どじっ娘
2:ドジっ娘
3:ドジッ娘
4:どじッ娘
やはり「ひらがな」だ。
ひらがなの曲線はやさしく、心地がいい。
言い換えればちょっと緩いんじゃないかと思わせる。
としたらなぜ「どじッ娘」が4位なのかというと、ちょっとあさはか。
ここに小さいカタカナのツを採用する事で、ひねってみました。
そんな計算を感じさせる。
どじは計算が苦手、あるいは計算するという行為にたどり着かないはずだ。
だから「どじッ娘」はどじじゃない。
娘。
モラトリアムなお年頃の娘だ。
ただ、「常にどじでないことを装っているが、万人がどじと認める娘」がそういうのなら、それはどじが「だだもれ」であり、そのあさはかさはむしろ「スイカに塩をかけると甘みが増す」やつでいうところの「塩」。
より、どじ。
唯一無二のどじ。
唯一どじ。
どじは奥が深い、再帰的なものなのだなあということを認識させてくれる。

リンケージ、ホイップクリーム。

私、どうしても「ずっこけたとき、鼻の頭にホイップクリームが乗っかっている」状態になりたいんです!。
:そう言われても困るなあ。
昔からドジでのろまで。
お前はスチュワーデスか、って言われるくらいなんです。
:君、何歳?。
とにかく、むしろそれを利用してどじっ娘を好きな人の前で演出したい。
一回限りなので、ちゃんと練習が必要だと思って。
:うーん。ホイップクリームを乗せるのはよくわからないけど、ほら。
科捜研の女とか参考にしてみたらどう?
血しぶきの飛び方とかの話とかあるじゃない。
あれで、粘度の違いはあれど液体の飛び方について見識が深められるんじゃないかな。
ありがとうございます!。
=====
この間はどうもありがとうございます!。
:え、何でしたっけ?。
アドバイスを参考に色々考えたんですけど。
あまり近道はせず、一歩一歩着実に練習していこうと思うんです。
:なんか分かんないけど、前向きでいいね。
で、相談なんですけど、まずは最初に「ずっこけたとき、血しぶきがぴゅーっと上がっている」状態になりたいんです!。
:ずっこけかたによっては苦労しないと思うよ。

リンケージ、ざんねん。

最近、映画の「シュガーラッシュ」や「モンスターズユニバーシティ」を立て続けに見る機会があった。
両方楽しく、何度でも見てしまう。
しかし知人に意見では、もちろんそれらの映画は楽しいが、ひとつざんねんな点もあるのだ、という。
それは、例えば「シュガーラッシュ」では、主人公とヒロインが絞り袋でサインを書くシーン。
そこで、日本語吹き替え版だとちゃんと日本語でサインを書く。
それがざんねんらしい。
※絞り袋
ホイップクリームなどをむにゅーってやってやるやつ。
これは今回挙げているもの以外のディズニー系も、そうかも知れない。
もしかしたら、他の映画でも、日本語吹き替え版と通常版で違うかもしれない。
サインが英語では読みづらかろうという配慮は、悪くはない。
ただ知人は、それに続けて「でも話の前後でそこに何が書かれているかは分かるから」。
「各国の言語の違う国のために、そのシーンは分けましたよ」というのが、ちょっとお世話過ぎる。
そう言うのだ。
僕も気にならなかった訳ではない。
あ、原作ではおそらく英語だったサインが、日本語に置き換えられている、と。
確かに、既に日本語吹き替えされて元のニュアンスが失われている点で、細かいところを気にするのは野暮かも知れない。
しかし、吹き替えでは日本語ならではの意味合いが付加できるかも知れないという期待もできるが、サインにはそういう「余白」はあまりなさそうである。
英語には筆記体というものもあるが、日本語にはそういうの、ないから。
そういえば先ほどの「シュガーラッシュ」の日本語サインは乱れのない、タイプしたとしか思えないゴシック様字体だった。

リンケージ、手の乾く事がなかった男。

手の乾く事がなかった男。
昨日のブログにて適当に登場したセンテンスだが、こう一歩下がってみてみると、なかなか想像力をかき立てる男ではないか。
その想像は、8割方は下ネタに収束する。
そして1割は苦労せず大量のお金を得た男の話。
最後に1割は苦労せず大量の粟を得た男の話。
・・・僕に人一倍才能があったなら、さらに11割目から20割目までをご披露できたのだが。
ざんねん。

リンケージ、ウェットティッシュ。

時として、円柱状のウェットティッシュのとりづらさは家庭内問題にすら発達してしまう一大事であることは多くの人が経験則から否定できないだろう。
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①ウェットティッシュ、一枚とる度に次のやつが顔を出してくれないため、毎度ふたを開ける必要がある。
②なんだよ、また顔出さないよ!!
③またそんなことで怒ってんの?
④なんだと!そういえばお前、この間俺の荷物勝手に開けやがって!!
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こんな感じ。
これをウェットティッシュメーカーはないがしろにしている訳ではないだろうが、それにしても出てこない。
あるいは最後の方のだといっぺんに固まりが出てきてしまう。
ウェットティッシュは、中身だけが売ってたりするため、数世代古い入れ物のせいでそうなってしまうのだろうか。
それともメーカーが推奨しているウェットティッシュの出し方が、僕のものと違うのだろうか。
ともかく万人が納得する「ウェットティッシュの出口」が開発されれば、プロジェクトXでその過程を取り上げられることだろう。
プロジェクトX
「光り輝く出口へ 〜手の乾く事がなかった男〜」

リンケージ、タイムカプセル。

実録!!
これタイムカプセルから出てきたら、入れたそいつを誉めてやりたい!!
ベスト10!!
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1位
芳香剤
2位
介護用パンツ
3位
春画
4位
ウェットティッシュ
5位

6位
生分解性プラスチックでできたものばかり
7位
活性炭
8位
ピエロの上半身にバネ装置が付いたもの
9位
実印
10位
レンタルDVD
まあこんな感じでしょうか。

リンケージ、スコップ。

誰しも人生で何度か、スコップで穴を掘る事があるだろう。
芋を見つけるためだったり、タイムカプセルを埋めるときだったり。
以前も書いたが、人を呪ったときなどは相手と自分用、二カ所掘ったりもする。
そんなとき、「ちょうどそこにみみずがいたら、大変なことになる」ということを考えない想像力の欠如した輩を僕は好かない。
そんな輩について考えてみると母がそうで、とにかく恐れる事なく土にスコップを突き刺すのである。
確かにモグラは大丈夫だ。
そうそう突き刺した場所にモグラがいる事なんてないだろう。
一突き刺しはせいぜい10センチメートルくらいしか刺さらない。
モグラがどのくらいのところでうろうろしているかは知らないが、日常生活においてあまり見かけないところをみると、結構深いのではないか。
それに、例えば工事現場にて「今日はモグラが出て仕事がはかどらない」ということを聞いた事がない。
数もそんなに多くないのではないか。
それらを考えるとモグラをスコップで突き刺す事はありえず、もしそうなってしまったとしても、それはモグラに非があると言わざるを得ない。
しかしみみずはどうだ。
絶対たくさんいるわ、あいつら。
だが母は球根を植えるために、スコップで花壇を荒れ地に変える。
どれだけのみみず、イモムシ様の生物を蹂躙したのだろうか。
というか、もしかしたら肥料って、そういうことなのだろうか。
・・・自分で言ってて怖くなってきた。