モザイク

いまさらながら、あしゅら男爵は雌雄モザイクなのだということに気づいた。

それは、なんかあしゅら男爵ってモザイクかけるところが多そう、いやむしろ少ないよ、とかいう話ではない。
ということであしゅら男爵、雌雄モザイクの詳細については割愛するが、見れば見るほど、男爵の風貌はクワガタのそれとよく似ている。
男爵が哺乳類であるなら、モザイクとしてもかなりレアな存在だろう。

ところで、あしゅら男爵は男女どちらなのだろうか。

急に雌雄の話からそれてしまって申し訳ないが、「男爵」というのが気になる。
もう男です、と宣言しているようなものな気がするのだ。

せめて「あしゅら」が女性、できれば幼女ならいい具合の中性を保てそうなのだが、あしゅらが幼女という見解は、秋葉原とかにはあるのかもしれないが、僕は知らない。

あしゅら男爵を見ると、明らかに男性の方と女性のほうが、もうそれはそれはわかりやすく、男と女が半々となっている。

しかし、一個体のなかで男の部分と女の部分がきれいに五分ということで、中性ですとは言えない。
例えば、男爵が体を鍛えようとして腕立て伏せをする。

すると、どうしたって女性の方も鍛えられてしまう。
このとき、少し男性側によるのだ、男爵は。
同様に、乙女心がダイエットを試みた時、男爵は女性側による。

要は、ゆらぎがあるのだと思う。

以前、らんま1/2のらんまが50度くらいのぬるま湯を浴びるとどうなるのかを考えた気がするが(考えてなかったらごめん)、それと似たようなゆらぎだろう。

そういう点では、一概に男爵が男女どちらかというのは、実は見た目どうこう以上に軽率には言えないのである。

あしゅら男爵の女性側は、どうやら化粧をしているように見える。
口紅の味を男性側が感じた時、男爵は、どちらにゆらぐのだろうか。
どちらにせよ、モザイクかける範囲が増えなければいいがな!!

ワー

この間、確かドラゴンコンダクターという人がテレビで出ていた。
コンタクターだったかもしれない。
ともかく、ニュアンスは「ドラゴンと心が通じ、呼べる人」ということだろう。
昔よく聞いたUFOコンダクターもそんな感じだろう。

まあオカルト的なものが、ドラゴンになじみの薄い僕には感じられるわけだが、ふと気づいた。
ドラゴンコンダクターに対して、取材の日程とかしている番組のスタッフはドラゴンなのではないか、と。

この考えが正しいと考えるうえでとにかく難しいのが、やはり「ドラゴンコンダクターはドラゴンとしかコミュニケーションをとらないのか」という点だろう。
数学における逆が成り立つのか。

これが正しいのであれば、晴れてスタッフはドラゴンなわけだが、そんなはずないじゃないか。

ドラゴンでない、普通の人ともしゃべるだろうよ、と。
そういった、ひねくれた方もいるだろう。

ということで、ここはひとつ、彼彼女は「ワードラゴン」と仲良し、というみんなが幸せになれそうな案を採用したい。

彼彼女と話したり、日程の調整をしている人たちはワードラゴンなのだ。
これならドラゴンコンダクターとして、日常的な生活でもドラゴンを呼んでいるときも、ちゃんと仕事してる。

非常に助かることに、オカルトやファンタジーの世界では、「ワー」を接頭語?として使用すると、人の形をした、みたいな意味になるらしい。
艦これの軍艦の擬人化されたキャラクターにも「ワー大和」など、キン肉マンでは「ワー便器」ことベンキマンと、採用が可能になっている、たぶん。

ともあれ、今回言いたいことは、ぼくはうんこが頭に乗っているベンキマンよりも、蛇口がついているベンキマンのほうがよほど好きである、ということで、これ以前しゃべりましたっけ。

かぐや姫

こないだ飲んでいるときに、なんとなく「かぐや姫って、なんか宝を所望したな」ということを思い出した。

どんな宝かは覚えていないが、それが集められない、実際には存在しないものばかりだった気がする。

実際に存在するものもあるのかもしれないが、少なくとも手に入れることが難しいものだったはず。

そうでなくてはかぐや姫、帰ってないから。

そんなことを思い出したとき、ふと「かぐや姫はグレイプニルを作ろうとしていたんだ」と納得してしまった。

以前も触れただろう「グレイプニル」は、簡単に言うと魔法の紐だか拘束具だかで、強いオオカミを捕まえておくために作られたという、北欧神話上のマジックアイテムだ。

そしてこれは、やはり手に入れられないものが含まれている。
少なくとも神話上では入手が難しいやつだった気がする。

「入手が難しい」
「物語」

このくらいしか共通点がないわけだが、それでも「かぐや姫がぐれいぷにるを作る」ために宝を集めたのだとしよう(日本製になるため、なんとなくひらがな表記)。

となると、かぐや姫は何を拘束、捕まえたかったのだろうかと考えたら、それはもう月で間違いないだろう。

なんか神秘的で、ものがたりものがたりしているでしょう、月を捕まえるってのは。
それに、この「グレイプニルで月を捕まえる」というのを北欧神話側にあてがうと、これは、例えば月食とのからみで興味深くなり、話として妙に映える。

さては、北欧神話はかぐや姫の物語と同じく、日本が発祥だなと思ってみたが、もしかしたらかぐや姫の物語が北欧で生まれたのかもしれないと終電。

どちらも地球上で生まれたと思うから、まあどっちでもいいか。

未亡人

恋心はジョーカーみたいなものだ。
持ち続けていたら、負けるから。

こんなことを言った誰かがいた気がするが、誰だっただろうか。

僕はこれを聞くと、ひどく台無しにしたくなるのだった。

恋心はジョーカーみたいなものだ。
持ち続けていたら、負けるから。

「えっ、じじ抜きの場合は?」

これはあんまし面白くない。

恋心はジョーカーみたいなものだ。
持ち続けていたら、負けるから。

「えっ、まとめるとおばあさんに恋したってこと?」

これは結構いい。

ということで、まとめると以下。

恋心はジョーカーみたいなものだ。
持ち続けていたら、負けるから。

「えっ、じじ抜きの場合は?」
「お前馬鹿だなあ。まとめるとおばあさんに恋したってことだろ?」
「ということは、そのおばあさんは未亡人ってことだから、うん、問題ないじゃない!」

もらいもの

タバコの文化がどうしても根付かない。
吸っている人にとってそれは、羨ましくもあり、時として腹立たしいものらしい。

たしかに、タバコは吸わないでいい。
むしろ吸わないほうがいい。

しかし人が吸っているのを見て、何やらうまそうなこと。
試しにもらってみると、なんだかよくわからないがもう一度吸ってみたい。

そういう気になるので根付かそうとするわけだが。

自分でその銘柄のやつを買ってみると、数年かかっても1箱が空にならない。
賞味期限があるかはわからないが、もうそうなると大気がゆっくりとタバコを通過し、おいしいやつが吸われてしまっているに違いない。

結局捨ててしまうのだが、なぜそうなってしまうのか。
なんとなくわかった。

どうも、人からもらうタバコが好きなのだ。

お土産

先日、ついにゲンゴロウを捕獲するために遠出をした。

どのくらいの遠出かというと、自動車で数時間。
知り合いにちょっとしたお土産でも買っていこうかな。

そのくらいの遠出。

グーグルマップで水色の場所を見つけては「ああこの池にゲンゴロウがいるのだな」と興奮して、眠りが浅くなったくらいであったから、それは楽しかった。

楽しかったが、結局何もしなかった。

ゲンゴロウがいなかった、ではなく、本当に何もしなかったのである。

というのも、以下のような理由である。

池が干上がっていた。
私有地かどうかわからないので、心配。
何か大型の獣を捕獲する罠が近くにあり、怖かった。
お寺の近くの池なので、何か不謹慎。
高速道路がすごく混んでいた。

インターネットで調べた、ゲンゴロウを捕獲するトラップもあったのだが、それを使用することもなく、網を一度たりともふるうことなく、ほうとうを食べて帰ってきたのである。

季節もちょっと秋半ばだったから、そもそも時期も良くないかもしれないが、残念な結果だった。

強いて良かったと思うところは、知り合いにお土産を買わなかったことで、もし買っていってしまったら、「はいこれゲンゴロウ取りのお土産」と言って渡さなくてはならない。
そしてその釣果?が「ほうとうを食べてきた」では、様にならないからである。

もちろん、上記の良かった点を「強いらなくてはならない」理由は、そもそも「ゲンゴロウ取りのお土産」というのを知られたくないからである。

ごま

やはり担々麺というのは、ごまペーストをどれだけ使用しているかでおいしさが決定する。
気がする。

それは日本人向けなのかもしれないが、ペーストでぎとぎとの方がいい。
麺にスープいやペーストが絡むし、そもそもごま風味のものはおいしい。

それがどうだ。
一級河川のようなスープでといた、ペーストが体をなさないやつ。
その、ペーストが体をなさないやつを、一級河川のようなスープの上にちょこんと乗せたようなやつ。

あれは一体どういった了見なのだろう。

担々麺は甘辛くなったひき肉が乗っていればいいのだろうか。
それとも山椒が効いていればいいのだろうか。

それよりもごまペーストだ。
言い方は悪いが、ちょうど汚泥で身動きとれなくなった麺みたいなやつだ。

よく見かけるだろう、汚泥で身動きとれなくなった麺を。
あんな感じがいい。

ということで先日、そういうのを食べたかったのだが、やめた。
それは、そういうのがどこのお店で出ているかを知らないということと、実は担々麺を食べると大抵腹を下すからであり、結構腹を下すくだりは内緒である。

平均化

朝やっている星座占いで気に食わない点とくれば、6位と7位の差だ。

6位は魚座。
一生懸命がんばるといいことがありますよ。

7位は射手座。
目立つ行動をとると裏目に出るかも。

くっきりといいか悪いかが分かれている。

また、ラッキーアイテムやパーソン的なものの紹介が、最下位のものにしかないのも謎だ。
おそらく12位の人は、このラッキー系を手に入れることで4位くらいまで迫ることができるため、相対的に11位が特に。

特に悲惨なのである。

7位から11位までのラッキー系は、おそらく12位のラッキー系よりも入手しやすいものであるはずだ。
と、一方で1位の人を蹴り落とす「アンラッキーアイテム、パーソン」の存在に、今更気付いた。

「1位はさそり座。今日のアンラッキーアイテムはうんこです」

なんて直球なんだ。
絶対どこかでついてしまうのだろう。

「1位は双子座です。今日のアンラッキーパーソンは刃物を持った人です」

ともかく、1位から12位までラッキーを下げる上げるはあるにしても、それを平均化させるものがあることは興味深い。
ぜひ朝のやつはそこへんを補完し、全員満遍ない世界にしてもらいたい所である。

ちなみに12位の星座の人のラッキーパーソンは「へびつかい座の人」というのが、いいと思う。

目は涙がつくる

「ほんの少し、スープがしょっぱくなった」というヤツがきたら、これはもう「泣いてます」をいい感じに表現したかったということで間違いない。

「ほんの少し、スープがしょっぱくなった」
「汗だくで、それが注ぐからだ」

これはあまり聞かない。

「ほんの少し、スープがしょっぱくなった」
「日体大の生徒が来はじめた春ごろからだ」

これもあまりない。
スープをしょっぱくするのは、涙でなくてはならない。

しかし、スープをしょっぱくするのが、ただの涙では冒頭の「いい感じ」にはならない。

「ほんの少し、スープがしょっぱくなった」
「塩加減が足りなかったので、レンゲでスープを眼球に注いでは戻し、を繰り返したためだ」

浸透圧的に塩ラーメンと体液がどうなるのかはわからないが、眼球のくだりの涙は違う。
ほんの少し、スープをしょっぱくするのは、悲しいことを隠し、それでも伝ってしまう心の調味料としての涙なのである。

ということで、風呂に入っていたら唐突に「ロボットが悲しくなった時、飲んでいたスープはこってりする」んだと妙に納得してしまった。

急で困ってしまったが、特に反論もない「ロボットと、スープがこってりする」関係。
強いて言えば「製麺する機械が故障したまま出荷されてしまったから、スープがこってりする」というのもあるかもしれないが、少々風情と衛生技術を欠く。

ともかく、この流れだと「しじみが悲しい時は、二日酔いに良い」や「フェニックスが悲しい時は、ハリーポッターが元気になる」などの派生も考えられ、意外に話が広がらなくて困った。

口に出して言いたくなる言葉。

運転中の車に突然、屋根から「かん」という乾いた音が聞こえたので、それでそうか。
今はどんぐりのシーズンなのだ。

気づいている人もいるだろうが、どんぐりは大人が拾っても多少はテンションが上がるくらい、美しいものだ。
早速拾いに行こうと思うが、そのときは夕暮れが迫っていて、もうどんぐり拾いをそんな中でしたら絵画に収めても遜色ない。
大人が拾っているところ以外は遜色ない。
そのくらいに合うシーズンになってきている。

そういうことで、一方では大人がどんぐり拾いしてはいけないという美学が、おそらく大人の多くにはあり、それは僕も所有しているため、僕はどんぐりの浅瀬を歩き過ぎて、そのまま散歩コースの神社へ行くことにした。

神社のことはよく知らないのだが、誰もいない神社の整然さが好きだ。
数カ所に集められたイチョウの黄色い葉が、夕方の気温に対して明け方は妙に寒いこの季節のことを思い出させ、その流れで色彩の少なくなった川辺でも眺めようかと神社下の水路を見下ろすと、湛えているはずの水が一滴もない。

こないだの雨で、何かでかいものが堰き止めてしまったのだろう。

せっかくなのでいつもは川底にあるはずのコンクリートを歩道にして歩く。
こういうことをちゃんとやっておくと、ここがまた川底に戻った時も「あそこを歩いた時、こんな感じだったなあ」と思い出されて大変良いのである。

そのまま川沿いの方に行くと、素晴らしい紅葉を見せるイチョウの木があるが、これはまだ緑色で落葉もほとんどない。
神社で見た黄色い落葉は、たぶん神社ということと夕暮れ、その雰囲気で落ちてくれたのだろう。

帰る時、避けることかなわずどんぐりを踏むことになる道に差し掛かった時、「ムッ」のことを思い出した。
以前も触れた気がするが「ムッ」はどんぐりを潰して粉末にし、寒天みたくした食べ物で、確かどんぐりを潰す。

足元にムッがたくさんできているんじゃないかと思うと同時に、それを作るために大人がどんぐりを拾うのはそんなにおかしなことじゃなさそうだということで、先ほどの美学は修正する必要があるかもしれない。

ぷちぷちとムッを作って進んでいくと、踏むことで作る食材というものはどのくらいあるのだろうと気になってきた。

ぶどう、うどん。
これしか思いつかない。

そういえば、この実を踏む感触、葉の色。
ぎんなんでも、何か潰して作るものがあれば足踏みのラインナップに加えられたのに。

というか、もしかしてぎんなんを潰して、なんか面白い食材できるんじゃないか?。
ムムッ!、産業スパイの気配!。