世界の合言葉は森

僕が選ぶ衣類は、基本的に「濃い緑」のモノになってしまいます。
ズボン、上着、コート、帽子・・・。
目立たない。特に森で目立たない。
いや、すごく目立つ。都会という名のジャングルではすごく目立つ。
全身緑状態のときに会った友達は僕を見るなり、簡単に言うと「へんだよ」とアドバイスしてくれた。
とにかく、「てきとーに着ても、変なことにはならないだろう」という色と僕は考えているわけですが、確かに全身、色を統一した服でうろついては精神的に病んでいると思われそう。
色ってなかなか大切なものです。
色といって僕が思い出すのは小学生の頃の出来事。
クラスではちょっとした「色占い」みたいなものが流行していました。
好きな色で性格や精神状態を当てるというもの。
冒頭に挙げたように服の色はおとなしめが好きですが、色自体としてはまず嫌いな色はありません。
ただ、群を抜いて「緑と黄色とピンク」が好き。そしてそれは小学生のときも同じ。
好きな色を聞かれた僕は「黄色」と答えました。
すると、その霊験あらたかな女子生徒はこう言いました。
「あー。nimbus君は欲求不満だね。」
・・・「小学生が小学生に向かって欲求不満って・・・」
僕はそう言われてどうしたらよいのか分かりません。
けど、欲求不満という言葉が何とも意味深に感じます。
このとき、僕は大人の階段をのぼり始めたといっても過言じゃあありません。
そんなわけで、色でどれほどそういうことが分かるのか知りませんが、皆さんとりあえず全身黄色は止めておきましょう。全身からにじみ出るオーラで、周りの人の仕事効率が急激に低下します。
ちなみに、僕のような全身緑の心のうちは何なのか、すでに分かってます。
「グリーンジャイアントになりたい」だね。

何かが起こりそうだよストーリー リターンズ

ヒロユキが12歳の頃、そのいとこのヨシミは、目の周りが化粧で黒くなっていたっけ。
サトシはそう思った。
ヨシミの同級生のカズヒロはゼリーが大好きだったし、カズヒロと苗字が同じなタカヤは、普通に走るよりスキップの方が速かった。
自分で考えた献立を他人のポストに入れるのが趣味だったトモミはタカヤのことを知らなかったが、レンタルCDの歌詞カードに丸を書くのは原罪であると考えていたし、その弟のツバサはこの間、女房になった。
そんなツバサと血液型が一緒だったハムドが尋常じゃない位の量の汗をかいていた頃、学校の一緒だったシンジは「セシール」のCMのモノマネが、ナミはフラフープが得意だった。
ナミのフラフープを「しっぽをくわえたヘビ」と勘違いしていたハルゾウは寝る前に必ず「お迎えが来た」と言っていたが、その将棋友達のゲンジは、基本的に無傷だった。
ゲンジの来世のオサヨは気の強い女性で、どんな言葉にも「お」を付けなかったけど、それを愛おしく見ていたヘイハチはビーチサンダルだった。
この二人はターミネーターさながら現代にワープしちゃって。
オサヨなんてゲンジと出会っちゃったけど、握手までがぎりぎりだった。
その時代、ショウジは野球の審判をしていて「アウト!」と「アウツ!」を使い分けていたらしいが、ピッチャーをやってたトモキは、二塁のベースが高野豆腐であることを知らないでフォークとかを投げていた。
そんな僕らが、今度「珍プレー好プレー」の乱闘シーンの効果音を作ることになりました。
よろしくお願いします。

何かが起こりそうだよストーリー

睡眠は王に勝る

「すくすくのびのび、東尋坊」
「王蟲がこんがり焼けました。」
我ながら何かいいなと感じているんですが、どこでどう使うべきなのかが分かりません。
ひとつめは僕が考えた東尋坊のキャッチコピーです。
もちろん、東尋坊がどういうところかを知っていないとブーです。
ふたつめは、たぶん言うべき瞬間が来たら言うのだと思います。
どちらもなかなか、人を選びます。
独りよがりに近い感じ。うーん。
一方、睡眠は独りよがりじゃない。
みんな好きだもんね。
よし。
今日も、こっちを選ぶよ!!。

型破りな型

僕はいつだって、かぶと虫のオスが人間にやさしくできてるって言ってきた。
理由はただひとつ。
虫が嫌いな人でも持つことができるという点。
そう。
持ちやすいようにわざわざ「持つところ」があるのだ。
今日はかぶと虫の角から生まれたエトセトラ。
かぶと虫は、卵→幼虫→さなぎ→かぶと虫というような七変化を行う。
角が見えるようになるのはさなぎのときから。
かぶと虫のさなぎは何か、揚げ物みたいな色をしたかぶと虫型のもの。
進んで触りたいとは思えない代物だ。
もちろん、さなぎ自体はなんら危険性はない。かぶと虫になるための重要なステップなので激しい運動などはもってのほかなのだろう。
天敵に襲われたとき、さなぎは尻で虚空に弧を描くことだけしか許されていないわけだ。
ところで、子供達がこのさなぎを探そうとしていると、時々さなぎの角を折ってしまうことがある。
何かの本で読んだのだが、さなぎの中身はトロトロで、折れたままだとそこからかぶと虫のエクトプラズムが放出、死んでしまうという。
その本では、折れたところに「ロウ」を垂らし、傷口を塞げばよいと書いてあった。
何かの折りにこの話をしたところ、羊飼い扱いされた。
僕はさなぎの角をどうこうしたことがないので実際は分からないのだが、おそらくみんなもどうこうしたことはないだろう。
けどこの国は民主主義りんこなので、僕は狼が来たと言っておいた。
さなぎの傷の謎。今でも分からない。
業者さんとかに聞きたいところ。
追記
その後、流れは「さなぎになる直前の幼虫を何かの型に入れるとどうなるんだろう」という議題により白熱、みんなおかしくなった。

後退する、平和への意思

うちの庭にニガウリがぶら下がっている。
毎年梅雨時に格子みたいなのを組み立て、そこにニガウリをはわせるのだ。
おかげでうちでのニガウリ需要は100%、自給でまかなわれている。
いつだったか、朝起きると父親が興奮した面持ちで「すごいのを見た」という。
その日の朝、庭に設置された格子に、ハトが2羽ほど飛来したそうだ。
ハトは格子を器用に渡り歩いていた。
ところが、どうした事であろう。
一本の木材の上で、ハトが鉢合わせてしまったのである。
日常の風景に潜む危険。
許しがたい暴挙。
で、ここからである。
なんと、一方のハトがバックしていったというのだ。
ここまで書いてかなりどうでもいい感じだ。
ハトに詳しくないのだが、別におかしなところはないと思う。
だが、何が僕の心を捕らえたかというと「バックするハト」というフレーズである。
「バックするハト」。
何かすごくいい。
致命的に誰の人生にも影響を与えない点がいい。
しかし、ハトが平和の象徴だということを踏まえると、いきなり風刺の効いた名コピーっぽくもなる、リバーシブルなフレーズなのである。
何がいいのかを説明するのは難しい。
しかし、例えば知り合いから開口一番「バックするハトがさぁ・・・。」と切り出されたところを想像してもらいたい。
皆、どちらかを思う。
(コイツ話題ねぇなー)
(おまえ最高)

2006年大憶測!!

【たぶん、PS2は縦置きより横置きの人のほうが多いであろう】
【バルタン星人はそんなに悪いやつじゃないであろう】
【冥王星が惑星から外されるというニュースは、主にオタク業界とアイドル業界に大きな波紋を投げかけるであろう】
【テニスコートが庭にある家の表札は、だいたい「二階堂」であろう】
【おそらく、タッキーのうちわを一度あおげば、おばさんの匂いがほのかに香るであろう】
【レッサーパンダの風太くんのことは、忘れても大丈夫であろう】
【今年の冬は肉じゅばんが流行するであろう】
【寝言頻出単語第一位は「書類」であろう】
【あの落ち葉が落ちる頃には、僕はもうこの世にはいないだろう】
【あの落ち葉は、絵であろう】
【今年最も多く売れた本は、エロ本であろう】
【これらの憶測は、だいたい50?60%くらいで当たっているであろう】

ハンサムでお金持ち、しかも哺乳類!!

ここ2?3日、口にはしないが「しかも、かけすてじゃない!。」というフレーズが面白くてしょうがない。
細かいことは分からないけど、とにかく保険会社のCMで聞く、アレです。
基本的にどんな言葉の後にでも「しかも、かけすてじゃない!。」と付け加えるだけでそこそこ面白いと思います。
「今日ご紹介する商品はこの紙おむつです。
通気性に富み、かぶれたりしません!!。
さらに吸水性アップ!。長持ちします。
しかも、かけすてじゃない!。」
再利用?。
再利用するつもりなの!?。
捨てようよ!!、という感じでいろいろ楽しめる。
「このバラの花束を贈ってよかった。うれしそうな君の笑顔を見られたからね。しかも、かけすてじゃないしね。」
何?。
何考えてんのこの男!!。
何との代替をもくろんでるの!?、という感じ。
そもそも「しかも」というのが面白い。
2?3フレーズのたたみかけでよくみられます。
「茶髪でガングロで、しかもルーズ」
「雪男で宇宙人で、しかも幽霊」
「バンダナで白い歯で、しかも36」
「しわだらけのスーツで薄汚れた顔で、しかも裸足」
「制服でショートカットで、しかもメガネ」
はい。
「しかもしかも」と考えていたら、「しかも」が「しかも」じゃないように感じてきました。
これはブログでも何回か取り上げたやつ(ゲシュタルト、崩壊ともだおれ)なのか、眠いだけなのか。寝ますか。
あー。
暑い上にクーラーかび臭い。しかも扇風機つけたらほこり吹雪だ。

夏の日に 紡いでみたよ 五七五

これで夏休みの宿題も安心。
通行人
 しかめる顔に
  浮かぶ汗    nimbus7942
 
ねこの夏
 クーラー効き過ぎ
  丸くなる    nimbus7942
夏の朝
 うだる暑さに
  この一本    チオビタドリンク(系)
古池や
 蛙飛び込む
  溶岩地獄    nimbus7942
甲子園
 セーフだボールだ
  やっちまえ   nimbus7942(流行抑えた)
マスカット
 りんごジュースに
  金華ハム    nimbus7942
内股の
 摩擦係数
  急上昇     nimbus7942
ひとりでに
 物を書き出す
  両腕が     自動書記
似ているな
 日本書紀と
  自動書記    nimbus7942
不妊治療
 適した施設は
  2割弱      Yahooニュース0822より

他人の心、他人知らず。

今日もいい天気。
こんな日はただ歩いているだけでも気持ちがいいものだ。
ところが、そんなに日に限って良くないことが起こるもの。
前を歩いていた女子高生が崩れ落ちるようにうずくまった。
「どうしたんですか!!」
女子高生の顔は血の気が引いていた。
一緒に歩いていた友達らしき子が「この子、貧血気味なんです!!。」と教えてくれた。
貧血も馬鹿にはできない。
私は躊躇せず、周りの人に訴えた。
「だれか!!、だれかJAFを呼んでください!!。早く!!。」
・・・
女子高生は無事に救急車で運ばれ、私はJAFの人に謝った。
どうにも解せない。
確かに私は気が動転していたのだろう。JAFを呼んで、と叫んでしまった。
しかし、本当にJAFを呼んでしまう人もかなりのおっちょこちょいだ。
もちろん、本来JAFは車の故障のときに呼ぶべきなのである。
どのようにそのおっちょこちょいは連絡したのだろう?。
「車が故障しました」は、言ってる本人がヘンだと気付くだろう。
「女の子が倒れました」で来てくれたとなると、JAFの人は車が必要なのだろうと考えたのか。えらいなぁ。
まあ、女子高生が無事でよかった。
と考えていると、後ろから女の子たちの笑い声が。
「おっちょこちょいって、もう使ってる人なんていないよねー。」
さっきの女子高生に、存在を2回否定されました。

生物の捕獲と無限増殖は禁止です。

井の頭公園には、お金を払わないと入れないと思っていた。
先週の土曜日は、
「朝から電車→吉祥寺→公園を散歩→喫茶店→電車」
の予定だったのでそのとおりにした。
中盤をもう少し詳細に書くと、
「吉祥寺→喫茶店→まだ開いてない→カップルあふれる公園を散歩」
となる。
さらに、
「喫茶店→ウィンナコーヒーを注文→ストローで生クリームばかりをすくって食べているところを見られる」
となる。
もういいと思うので止めるが、とにかく公園に向かったわけだ。
僕の頭の中では、井の頭公園とは池である。
実際に何か池がある。
その池を橋が突っ切っており、そこを渡れば65歳まではテンションが上がる構造だ。
有料ではなかったのでうろうろした(有料なのは「自然文化園」というところで、水生生物とその他が見られるらしい)。
僕は田んぼや池を見ると覗き込んで何かを探す癖があるので、橋から池を見まくった。
ところで、この池にはカメが生息している。
時々、浮いてるのか泳いでるのか分からないが、カメが何かしている。
その日も基本カメ探しだったわけだが、いるのはコイとカモっぽい鳥だった。
これ以上池を覗き込んでいると怪しまれると思ったので橋を渡りきろうと思い、歩き出す。
ところが渡りきる寸前、穏やかな湖面にカメがたくさん浮いていた。
日差しが強かった日なので、おそらく甲羅干しでもしているのかもしれないが、あまりに浮きすぎている。
何かの本で、「水の流れがなく、よどんでいるところには霊が集まりやすい」というのを読んだことがある。
霊とカメが集まりやすいようだ。
「風雲たけし城」という番組が昔あった。
その中のコーナーに「竜神池」というものがあった。
池に「沈む石」と「沈まない石」があり、沈まない方を運良く選び、池を渡りきるというもの。
竜神池が井の頭公園でなくて良かった。
この池に沈まぬ石はほぼ無く、選手、カメともにデメリットが大きすぎるからだ。
追記
「風雲たけし城」が「風雲竹市場」となりました。近い未来、竹が品薄になるようです。