「君はロナウジーニョだ。だから、誰よりもボールを扱うのがうまく、華麗にゴールを決めることができる。」
この療法は対照実験で明瞭な結果を出した。
そして2005年9月、実際に某サッカー選手達にこの療法を試みたところ、極めて効果的であった。
これが世に言うところの「ロナジーニョ効果」だ。
ウソでもニセモノでも、相手に信じこませることさえできればそれは相手にとって確かに本物同様の効用をもたらすものとなる。
世田谷区在中のAさんは20年前からココアシガレットをタバコとして、チェリオをウイスキーとして愛用している。
「俺は酒もタバコもやるんだけれどさぁ・・・」と言う彼はココアシガレットに火をつけ、チェリオで赤くなる。
ロナジーニョ効果を狙った治療は、妻による彼の健康を思っての行動だった。
しかし、本当のタバコを吸った事のない彼は今、肺がんと戦っている。
これは、「ロナジーニョ効果」が生半可な効力ではないことを示している。
デンマーク在中のガー君は、生まれてすぐに自分がアヒルであると刷り込まれている。
本当は白鳥なのだが、彼はだいぶ後になるまでそのことに気付かなかった。
これは、刷り込み効果だけでなく、おそらく「ロナジーニョ効果」も複雑に組み合わさった事象だろう。
「と、いうことで、当院で薬の代わりにラムネを処方していたのはこのような効果を狙ったものなんですよ。決して皆さんをないがしろにしたわけではありません。今言ったのは、権威ある学会での発表なんですよ?・・・。」
「その発表、なんていうサッカー広報誌のコラム?」
投稿者: nimbus7942
「最近ネタがなくなってしまって・・・」
いつもの喫茶店にいると、隣で話していたおじいさんの話が聞こえてきた。
そのうちの一人からは「それも糖尿病が原因だから・・・」という言葉しか聞くことはできなかった。
なんとも悲しい感じだが、よく聞いてみると何でもかんでも糖尿病のせいになっていた。
「最近食欲がなくなって・・・」
「トイレが近くなって・・・」
「物忘れがひどくなって・・・」
どこまでが糖尿病のせいなのかわからないけど、まぁそんな流れになると僕も空想してしまう。
「最近、誰も見てないのにリアクションが大きくなってしまって・・・」
「笑点でおもいっきり笑えなくなってしまって・・・」
「朝の血液型占いの結果が気になってしまって・・・」
これらは糖尿病のせいだ。
また、
「最近、近所のお姉さんがじっと私を見ているような気がして・・・」
「最近、あからさまに孫がお小遣いの値上げを要求してきて・・・」
「ACアダプタの中に盗聴器が仕掛けられているような気がして・・・」
これも元をたどれば、上流に糖尿病の影があることは間違いない。
ふと隣を見ると、既におじいさん達のいなくなった席にケーキの残骸があることに気付いた。
・・・
ナイスケーキ、じいさん。
白と黒の上でゆびのたいそう。これなーんだ?
「もしもピアノが弾けたなら」
たぶんもう少し背が高くなってた。
たぶんもう少し蝶ネクタイが似合う体つきになってた。
「もしもピアノがこの世に存在しなかったら」
たぶん洋館の大広間には大きな木彫りの人形が置かれるようになった。
たぶん「柔道一直線」はそれほど有名にはならなかった。
「もしもピアノという言葉が無かったら」
たぶん「グランドピアニカ」とか言われてた。
たぶんピアニカという言葉が生まれなかった。
「もしもピアノが楽器では無かったら」
たぶん踏切の近くに置いてあった。
たぶん熊の剥製とかの土台になってた。
「もしも森進一がピアノだったら」
透きとおった「港町ブルース」
「ママ」
「もしもあなたがもう飽きてきたなら」
ゆっくりリラックスして下さい。
ほら、イルカの鳴き声が聞こえてきましたよ。
「もしもピアノがご禁制になったら」
たぶん「ちょっと、そのピアノのようなもの弾いてくださいな。」とかなった。
たぶん「当店にはピアノのようなものしかございません。」とかなった。
「もしもピアノがポケットサイズになったなら」
たぶんタンスの裏とかに落ちていた。
たぶん鍵盤が2つとかだった。
「もしもピアノが巨大だったら」
たぶん「ミ担当」とかの人がいた。
たぶん「ミ出身の○○です」とかなった。
「もしもピアノに生まれ変わったなら」
重点的に「ファ」を押してもらいたい。
富士楽器に買い取ってもらうかは、気分しだいだ。
「もしもピアノが「プンガ」とかいう名前だったなら」
「プンガ教室」
「戦場のプンギニスト」
「もしもピアノが弾けたなら」
思いのすべてを歌にしてきみに伝えることだろう
「だけど、ぼくにはピアノがない」
きみに聴かせる腕もないので、ある意味セーフ。
追記
モニターが、死ぬ?。
「ボツッ」って言ったまま、ディスプレイがつかなくなりました。
今は僕のニュータイなんとかっぷりで打ってます。
首、疲れるんですけどね。
一日の体積、その質量
9:45 バス、しゅっぱつ!!
10:00 僕の席に巨峰サワーが届く
10:05 「ビールほしい人?」の声
10:10 ビール3本をまわす
10:15 ビール2本が戻ってくる
10:25 暇で眠たくなる
10:30 あまり話したことのない人が隣に来る
10:35 まだ暇。これでホテルまで持つのだろうか・・・
10:40 隣の人と「最近のホリケン」について話し合う
15:25 ホテルに到着
16:20 周りを散歩
16:55 お風呂気持ちいい
17:00 部屋でテレビ
17:15 バスで一緒だった人が訪ねてきた
17:20 電話ボックスのドアの開けにくさについて話し合う
22:25 就寝
密度の高い一日でした。
盗みも忘れもトラップも、ダメゼッタイ。
まいりました。
僕のネタ帳が親知らず子知らず行方知れずです。
産業スパイめ!!。
ちなみに、僕のうちに来る産業スパイは、悪いやつじゃないので2?3日したら戻しておいてくれます。
そういえば、こないだは自転車のライトが盗まれました。
ライトはあげるから、教えてくれ!!。
それ一体どうするんだ?、探検隊ごっこか?。
まぁ、ライトだけでよかったんですが。
どういうことかと言いますと、我が家は坂の途中に建立されておりまして、疲れるからか、よく自転車が盗まれるのです。
たぶん坂を下るときは気持ちいいはずです。
盗まれて、放置されて、保護されてて(放置自転車は一時駐輪場みたいなところに置かれるのだ)、保釈金を払って(保護されると、盗難届とかがない限りお金を払わなくてはならない)。
あるとき、あまりの盗まれに腹が立った僕はトラップを仕掛けておいたことがあります。
ブレーキ両切れで両パンクの自転車を置いときました。
何日か後、その自転車は盗まれていました。
そして翌朝、坂を下ったところの竹やぶに捨てられているのを見つけました。
捨てられているの?。
そう。
僕にとって、竹やぶへと続くブレーキ痕が何とも心地よい朝となったわけです。
なぜ「パイの実」を食べるとき、上下に割ってしまうのか?
ちょっと、尋常じゃない。
押入れから見つかった「雑学」系の本。
例を挙げると、
「なぜ男にはのどぼとけがあるのか?」
いいね。雑学っぽいです。しかし、その100ページくらい後に、
「なぜ女にはのどぼとけがないのか?」
という項目が。
まぜよう。
また、「健全な体に健全な精神は宿る」は何故ウソか?」という項目もある。
「健全な体に健全な精神は宿る」は本当か?」じゃだめなのだろうか?
ウソであることが周知の事実みたくなってる。
さらに、この本の後半には「料理の雑学」という20ページくらいのカテゴリがあるのだが、困ったことにどう見ても、ただの料理の献立なのである。
絵すらない、活字のみの料理の作り方が延々20ページ。
この本を見ながら食べたご飯がおいしいと感ずることができる人は銭形金太郎に出られるだろう。
バベQの塔・続き
(あまり楽できていませんが、10月21日からの続きなんで、先にそちらを)
「そりゃ、いやなものですよ」
「俺がガキのころもそんなものがあったが、何とも思わなかったがな」
「昔はケムシが腐るほどいたから慣れているんでしょう?」
「そういうことじゃない。人間、これからはいやなもの、怖いものがさらに増えていくんだ」
「どういうことですか?」
「お前、死ぬのは怖いか?」
「もちろん」
「戦争は?」
「やですね」
「お化けは?」
「経験ないからかもしれませんけど、そんなには」
「人の話題についていけなくなることは?」
「怖いですね・・・」
「いつもは静かなのに焼肉とかになるといきなり元気になる人は?」
「焼肉が好きなんだなぁと思います」
「ドラマとかで主人公が仲間から疑われるシーンは?」
「耐えられないですね」
「ずっと喋りながらトイレしている人とかは?」
「確かに怖いです」
「熊出没ステッカーをファッションとして貼っている車は?」
「それも怖いですね・・・」
「ほれみろ、たくさんあるじゃねえか。俺の時代にはそんなになかったぞ」
「うーん。何かうまいことやられてる気も・・・。でも、なんでこんなにあるんでしょうかねぇ・・・」
「んなこた簡単だ。塔の上から下を覗き込むとき、高い塔の方が怖いに決まっている。」
「うまいこといいますね」
「偶発的に起きるものに対する恐怖もあるだろうが、結局自分の足元でくすぶってる方のが重要なのよ、そういうとこのが。」
「・・・あなた、誰ですか?」
「・・・知れば、君が怖がるものをもう二つ増やしてしまうだろうな。知らない方なら、一つで済む」
「ははっ、何言ってんですか」
「まぁ、後者だろうな?」と言い、男性はかき消えた。
バベQの塔
公園を犬と散歩していると、一箇所だけ地面が黒ずんでいる場所があることに気付いた。
そして、近づき目を凝らした瞬間、小さく嗚咽した。
「ケムシが山盛りだ・・・」
灰色をした体長3cmくらいのケムシが何故か地面に2匹どころじゃなく集合し、春でもないのにうごめいていた。
何か、冬眠か何かの準備なのだろうか、僕は去年にも似たようなものを夜に見ていて寒気がしたのを思い出した。
その日は2箇所でそんなことが起きていた。
このことで僕をさらに滅入らせるのは、何故か彼らが人に踏まれやすいところに集合している点である。
一箇所は散歩する人がよく通る開けた道、もう一箇所は木でできた跳び箱遊具の着地点だ。
そういえば去年見たのはコンクリートで舗装された歩道だったっけ。
「何だお前、そんなのが怖いのか?」
しゃがんでケムシをじっと見ていた僕に話しかけたのは、初老の男性だった。
(楽したいのがバレバレだが、10月22日へ続く)
生涯学習
「汁汗」
なんとなく、今作りました。
「汗」と「汁」は見た目どおり、間違えやすい漢字。
数多くの面白逸話があるかも知れません。
ただ、今作ったのは使い方があります。
「ほとば汁汗」
これ一個だけ。
・・・なんかやだな・・・。
そして。
気付いた方もいるでしょう。
「ほとばしる汗。青春って、いいですね」とか言っていた人の何割かは「ほとば汁汗」だと思って言っていたに違いない。
その人は、たぶん「ほとばしるあせ」の抑揚がおかしいはず。
そんな人は、いつか汁汗で恥ずかしい思いをすることになるだろう。
せいぜい気をつけることだな!。
そして今回のブログを呼んでくれた人は、心に「ほとば汁汗じゃないぞ・・・」と思うことができるわけ。
よかったネ。
珈琲池ワッフル林
今でこそスタバなどのコーヒー屋さんは一般的になりましたが、ちょっと前になると、そこはカッコ良すぎる世界でした。
少なくともいつも鼻垂れてた僕にとってはそうでした。
遠めでメニューを見てみると、「らて」だの「えすぷれっそ」だの。
モボ、モガしか注文してはいけないようなものばかり。
しかも、何かでやってた番組で、自分の好みの味にするため、細かく注文するお客さんを見てしまったため、なおさら入りづらく。
本来のメニューですら見慣れないものなのに、そんなことを要求されたりしたら・・・。
僕にとってはスタバのカウンターは、イスラムで言うところのメッカ、西遊記で言うところの天竺、アリで言うところのアリジゴクの巣のふち、といった趣。
スタバ前を物憂げに歩き回る僕と姉の目は、クラリネットを見る少年のようであったはず。
今でこそキャラメルなんとかを平気で注文するけど、初めて注文するときは緊張しました。
姉と僕が何よりも恐れたのは、注文後に「それで、どうなさいます?」みたいなことを言われたらどうしよう、ということでした。
何?。何か他にあるの!?。
慣れてる人は「ちょっと渋めに。」とか言うのかもしれない。
僕らはそんな邪推だけ膨らんでいったわけです。
「何か知らないこと聞かれたらどうする?。」
「その前に先手打っとこうよ。」
ということで、そのとき話した「それっぽいフレーズ」を発表します。
玄人
「 3 : 2 で。」
「珈琲。」
「コーヒーひとつ。少し長めにドリって。」
「ステップ3を抜かして。」
「僕に琥珀色の液体を。」
「モレモレのカフェカフェで。」
「アイスコーヒー。」
「つゆだくで。」
「前の人が頼んだの、ください。」
「汁だくで。」
「ファンタグレープください。」
しろうと
ファンタグレープは嘘をつきません。