昨日からのつづきなんで。
【あらすじ】
ドトールのジャーマンドッグはマスタードのみかかっているものだが、僕は「マスタードとケチャップがかかっている」と勘違いしていた。
それにしても、である。
おそらく、僕がジャーマンドッグを注文しているとき(ジャーマンドッグは、僕が君をジャーマンドッグと呼ぶことを許してくれるだろうか)の、僕以外のドトール店内の全ての人は「ジャーマンドッグはマスタードしか、かかっていない」ということを知っているはずだ。
これは、何気に怖い。
みんな同じようにカフェラテとかを注文しているが、その中の一人は、「ジャーマンドッグを注文すればマス・ケチャ確定」と思っているのである。
例えば、突然強盗が現れ、店員さんに
「おい、そこのお前。ジャーマンドッグを作れ!!。」
店員さんが恐る恐る作ったジャーマンドッグを見て、アホな僕が
「なんてことでしょう!!。スペース銃を持った相手に対して、ケチャップかけ忘れたジャーマンドッグを出すなんて!!。」とか言う。
そして強盗が、
「あぁ?、ジャーマンドッグはマスタードのみに決まっているじゃねぇか。まぁいい。俺もケチャップがほしくなった。あがなってもらおうか、お前の血で!!。」
とかなる。
例えば、突然○と×が描かれた大きなボードが出現する。
その向こうには、おそらくハワイで調達されたであろう泥、もしくは青いマットがひいてあり、以下はご想像の通りである。
今までのブログ内容に漏れず、例えを茶化してしまい誠に申し訳ありませんが、今回のような「隠れた勘違い」が露呈されてしまうような「突然」は、意外と上記の例みたいな感じかもしれません。
このような感じの勘違いと、それが露呈される時が「突然」であることは、我々が「とりあえず、あいづち」というテクニックを取得していることからも間違いありません。
僕の場合、「隠れた勘違い」が露呈されたのが、店員さんと会話中の、自分の中であり、そこそこ内的な処理で事無きを得ました。
ただ、今回のような機会がなければ、だいぶマスケチャ思想のままで、かなり大規模な「突然」を経験することになったでしょう。
日常生活の中において、「あれ、ドトールのジャーマンドッグって、何かかってたっけ?。」という会話が発生することって、あまりないから。
「隠れた勘違い」は程度の差はあれど、誰しも持つもの。
「あの人、痩せてるけど体脂肪率は高いんですって。」くらいに隠れています。
とにかく、今回「ドトールのジャーマンドッグはマスタードのみ」ということを知る機会があって、本当によかった。
僕は、泥まみれにはなりたくないから。
投稿者: nimbus7942
同形異想その1
以前、ドトールのホットドッグについて書いたことがあります。
この気持ち、カウンタ越しに届け。
かいつまみますと、「マスタードが苦手なので、ドトールのホットドッグを「マスタード抜きで、ケチャップだけかけて」と注文したら、マスタードのみだった。」という話。
僕は、大変な過ちを犯していました。
「ドトールのホットドッグ」は、デフォルトがマスタードのみだったのです。
そして、ホットドッグですらありませんでした。
ジャーマンドッグ。
ジャーマンドッグとか言うらしい。
僕は、君があんまりホットドッグに似ていたものだから、てっきりケチャップとマスタードがかかった食べ物かと思っていた。
注文したら店員さんが、あの黄色と赤色の2種類の絵の具の化け物みたいな、メープルシロップが入っていそうな容器からマスタードとケチャップを搾り出して君にかけているのだと思っていた。
ごめん、G.D!!。
思い返してみると、僕が「マスタード抜きで」と注文したら、店員さんは不思議な顔をしていることが多かった。
僕の頭の中では「(マスタード + ケチャップ) – マスタード = ケチャップ」であり、ケチャップのかかった商品を注文したつもりだった。
しかし、店員さんの頭の中では「マスタード – マスタード = ちょっと、味が薄いかもしれませんよお客さん」であったのだ。
・・・
夫婦関係とかも、こういう些細な行き違いから、互いに自分の部屋のドアを強く閉め、大きな音で相手を威圧しようとする関係になってしまうので、注意するように。
明日に続く。
ゼロを得る第三の選択
ペプシに「NEX」というヤツが登場しています。
こやつはゼロカロリーらしい。
一方、「ノーカロリー コカ・コーラ」というヤツもいます。
こやつはゼロキロカロリーらしい。
・・・
濃い。
・・・濃度の高いものを感じます。
たぶん、コカコーラはすごく考えたね。
「ゼロカロリー」をNEXに取られてしまったから、それよりもインパクトのある「ゼロカロリー」を考えなくちゃいけなかったはずです。
「ゼ・ロ・カ・ロ・リ・ー」と殴り書きされたホワイトボードを前に、モヤッとボールを抽選で当てたことのある社員さんがひねり出した「ゼロキロカロリー」!!。
「いつもは何キロカロリーもあるものが、ゼロなんだ!!」と、「ゼロカロリー」よりも「ゼロ」のありがたみを押し出している!!。
また、商品紹介などを見てみると「0kcal/100ml」とか書いてある。
すげい!!。
もし、100ml飲む予定だったところを200ml飲んでしまったとしても、罪悪感を感じずに済む!!。
0kcalだもの。
でも、なんとなく恩着せがましかったり、「じゃあ、いつものは何キロカロリーもあるんだよな・・・。」とか考えてしまう気もします。
何はともあれ、どっちがおいしいのか。
とりあえず、両方とも飲まない僕も、ゼロカロリーです。
「ハチの諸君も注意してください」
モノレールの駅に停車した際、一枚の張り紙が目に入った。
「ハチに注意してください。」
ハチを出さないようにする気は無いようである。
だが、ハチの巣を取るよりは、張り紙で注意を促すだけに留めるとした駅員の対処は、どことなく共感を覚える。
危険なもの、いらないものを排除する考えは、時としてブーである。
極端なまでにそのような思想に傾倒してしまうと、国際的な宗教問題に発展したり、村八分的な感じになったり、3人男兄弟の次男がグレたり、鬼ごっこのとき、一人だけ幼稚園児がいたりして「保護しつつも、オニしつつも、逃げも」のようになってしまい、順番に問題が軽くなっているようで申し訳ない。
だが、ある本には「狭い地域での問題は、広い地域のそれよりも深化しやすい」とある。
次男がグレたりするのも、決して軽い問題ではないことは、わかってほしい。
ということで、みんなでハチの巣を暖かく見守るけど、あんまり危ないようだったら何か起こる前に取っちゃった方がいいよ、という話である。
チラシズム
今まで「号外」なるものに出会ったことがありません。
テレビなんかでは、景気よく配っているのにね。
こないだうろうろしていたら、駅前に立って美容室の割引券を配っていた女の子が「ニュースです」と言っていました。
こじんまりしてるな、ニュース。
でも、なかなかチラシ受け取ってもらえないだろうから、このくらいの誇張は許されそう。
それに、歩行者の中には一日中ヘナを探し続けていた人がいるかもしれません。
「え、えぇっ!!。あの、ターバン印のヘナが、こんなに安いの!?。」
当方ヘナ無知ですが、こんな感じで感謝されます。
さて、こういうチラシを受け取ってもらうには、色々なテクニックがありそうです。
どんなもんでしょうか。
今、バイト中のあなたは、てんこ盛りのチラシを前に呆然としています。
先輩の話を聞かなかったので、どうすればよいのか分かりません。
そこで、僕が教えてあげよう。
以下、嘘ですけど。
・「ついにあの悠久調査団が、幻の動物ラルパカの捕獲に成功しました!!。」とか言いながら渡す。
・チラシを嗅ぎながら「あれ、ちょっ、何か、こんないい匂いしたっけ、あれ・・・。」と言いながら渡す。
・チラシの束を道端に置いておき、その少し手前に両面テープをばら撒いておく。
こうしてごらん。
チラシは少なくなっていくはずだ。
君の立ち位置から5m先のことは、知らないけどね。
ん?。
そんな汚いやり方は、嫌だって?。
・・・いいやつだ、君は。
では、こんなのはどうだい?。
・改札で定期を入れると、定期と一緒にチラシも出てくる。
・雨が降り出すといっせいに店頭に並ぶビニール傘に、もうチラシの内容が書いてある。
・チラシを処分したのち「テレパシーで不特定多数に送信しておきました。」と報告する。
ん?。
そんなの、俺にどうしろって?。
・・・的確なやつだ、君は。
もの、かたる。
なにか、すごい背景がありそうなセリフを考えてみました。
「もっと減らしとく?、お湯。」
「そんなふうに大理石の灰皿を持っちゃ、誤解もされるよ」
「今夜はミッドナイトの方が空いておりますが。」
「そういう論点で話し合っているわけじゃ、なくなくない?。」
「今日も、「あて先のない手紙」だけだ。」
「背広の後ろの切れ込み、それだけだったんです。」
「心配するな。どんな結婚式でも、リボンのついたナイフを持っているだけで忍び込めるはずだ。」
「ふふっ。J-WALK。」
「明日は僕の、バタフライ・デイ。」
「養命酒。養命酒だと言われていたんです!!。」
「なーんてね。本当は、ひとっ飛びでした。」
愛想笑い
「愛想笑い」は、いつ誕生したのだろうか。
わかることは、「笑い」よりも後に誕生したであろう事と、やられたらむなくそ悪いということだけだ。
・・・
おそらく、かなり昔、人々は「とりあえず笑っとけ!!」みたいな文化を持っていたに違いない。
最初は些細なことだった。
少しの失敗をはぐらかすべく、微笑んでみただけだった。
しかし、「笑うこと」が、思いのほか相手の心を和ます効力を持つみたいと思われたため、何かあったときは「笑っとく」というふうになった。
人々は笑い、「テレタビーズ」みたいな世界を築いていたのだ。
ところがある日、「とりあえず笑っといた」妻の不倫相手を石斧で切りつける男が現れた。
彼は、太陽が微笑むような世界に一石を投じた問題児であると同時に、テレタビーズよりは現代社会に近いゾーンに足を踏み入れたパイオニアでもあったわけだ。
しかし、笑っていた人々はただ事ではない。
「笑ったのに切られた。」
「笑っていたのに・・・。」
「切られた人は笑い方が足りなかったんだ。」
しかし一方で、
「笑いは全ての免罪符とはなりえない。」
「笑われて、腹の立つときもあった。」
「笑いたくもないのに、笑うと、無理があるよな。」
といった懐疑派も現れた。
「笑っとく」ことで全てを丸く収まっていた世界に、変化が生じた。
保守派と懐疑派の亀裂は深まる一方だった。
道を歩けば、すぐに保守派と懐疑派が寄ってきて「笑いなさい」、「お前は笑うのか?」みたいなことを言われる。
懐疑派色の強い部落では、本当に笑うときには挙手をし、これこれこういう理由で笑うのだ、と宣誓しなければならなかった。
すごく大変だった。
なので、このような事態を打破するべく、各地の長が呼ばれ、協議が開かれ、その結果「愛想笑い」ができた。
かなりゆるく笑うが、笑わないわけではない。
この、中間的な笑いを生み出すことで、両派に妥協してもらうことにしたのだ。
「愛想笑い」は、そんな歴史的背景をへて誕生し、現在のような「エヘヘ」地位を得た。
生まれはどうであれ、まぁ必要だよね、「エヘヘ」は。
たぶん、これからも「エヘヘ」って言うんだよな、僕は。
なんとなく「愛想笑い」終わり。
※ちなみに、「愛想笑い」を生み出すという妥協案は、かなりうまくいったに違いない。
両派とも、愛想笑いが嫌いだからである。
学級会
子供の頃、誰しもが必ず口にしたことといえば、
「百万円落ちてたらどうする?。」
である。
言った覚えのない人も、ただ忘れているだけだ。
とにかく、百万円である。
百万円というのは、単にキリのいい数字と言うだけでなく、子供たちにとっては何かしらの限界点を突破した値であり、敬うに値する。
大人が、宝くじが当たったときを考えるように、子供たちはこの話題になったとき、百万円の人生設計を立てるのだ。
さて、今の百万円の価値を考えてみよう。
残念なことに近頃の子供は、お札よりも価値の高いものを知ってしまっている。
彼らは、このように思う。
クレジットカードや通帳は、百万円よりも手ごろかつ、価値がありそうだ。
小切手や株券は、ただ一枚の紙なのに、百万円より価値があるだろう。
そんなことを考えると、近頃の子供たちは、「百万円」が落ちていることよりも「お財布」が落ちていることの方がメリットがある、と考えているかもしれない。
お財布には、現金は少量だが、それを補ってあまりあるカード類があるかもしれないからだ。
上記の例は、子供たちから「百万円」への畏敬の念を奪い去るには十分だ。
しかし、考えてもみてほしい。
「百万円」が落ちているのは、奇跡だ。
それに対して、「お財布」が落ちているのも奇跡で、その中にお金を自由に引き出せるカードがたくさん入っているのも、奇跡だ。
(そう、カードは単純にお金を引き出せるわけではない!!)
以前も論じたが、一回で済む奇跡を、わざわざ二回に分ける意味があるのだろうか。
私は、「落ちているのは百万円の方がいい」と断言する。
先生「で、交番に届けるという意見の人は、いないのかなー?。」
何かが起こりそうだよストーリー プレリュード
ヒロユキが12歳の頃、そのいとこのヨシミは、コップを洗うのがめんどくさいから、コップに口を付けずに水を飲んでいたっけ。
サトシはそう思った。
ヨシミの同級生のカズヒロは「昆虫マット」を座布団みたいなものと思っていたし、カズヒロと苗字が同じなタカヤは、そろばんをはじくより床に叩きつける方が早かった。
ガムテープの軸を両腕に装着するのが趣味だったトモミはタカヤのことを知らなかったが、カーディガンをガーディアンと勘違いしていたし、その弟のツバサはこの間、ピンク色が好きになった。
そんなツバサと音域が一緒だったハムドがドラゴンボールGTにはまっていた頃、学校の一緒だったシンジは小銭入れの重さから合計金額を当てることが、ナミは一度あけた封筒を未開封の状態に戻すのが得意だった。
ナミの開封済み封筒をハサミで丁寧に開けていたハルゾウは「なんだか、肌が流木みたいになってきた」と言っていたが、その将棋友達のゲンジは、基本的に無傷だった。
ゲンジの精神的母親のオサヨは気の強い女性で、分量を量らずにカレーのルーを入れていたけど、それを愛おしく見ていたヘイハチはリンスを愛用していた。
この二人は転校生さながら中身が入れ替わっちゃって。
オサヨなんてゲンジに何度もヘッドバッドしてみたけど、映像的にぎりぎりだった。
その時代、ショウジは野球の審判をしていてアウトのとき、腕をビシっと止めるのと、振り下ろすのどちらがかっこいいのかを悩んでいたらしいが、ピッチャーをやってたトモキは、自分のいる場所がちょっと小高いことが恥ずかしくてしょうがなかった。
そんな僕らが、今度おそろいのTシャツを着ることになりました。
よろしくお願いします。
注
何かが起こりそうだよストーリー
何かが起こりそうだよストーリー リターンズ
船頭多くして
ゴールデンウィークに立てた、唯一のイベントは「モノレールに乗る」ことでした。
有言実行。
なかなかよかった。
静かで、眺めもいい。
車両もきれい。
速度がゆっくりめだから、急いでない分には心地よい。
また乗ろっと。
初モノレール乗車でわかったことは、先頭車両の最前列は、子供たちのものであるということでした。