ピコ太郎のことはあまり知らなかったのだが、なんか底ぬけAIR-LINEの人に似ているなと思ったら、その人だった。
ボキャブラに出ていた底ぬけAIR-LINEは確か3人組だったが結構好きで、ネタを思い出せるくらいの印象がある。
最近だと大魔王になって、近所のイベントでも見たが、そのときも面白かった。
しかし現在、ピコ太郎になった。
PPAPを見てみて、「こりゃ確かに、こういうのが好きな、特に海外の方は多そうだな」と思ったが、どうだろう。
これは、彼の本来のなりたかった姿なのか。
それとももっと別の何かになりたかったのではないか。
彼の中に矛盾が生じていないかが心配だ。
I have a 矛
I have a 盾
生じてんな。
投稿者: nimbus7942
メロディー
小さいころから妖怪の図鑑が好きで、今でも時々読んだりする。
気になることはいくつもあるのだが、今回は「小豆洗い」について。
こいつは「小豆を洗うような音を出す」妖怪で、一見無害そう。
「ゲゲゲの鬼太郎」でも、なんとなく鬼太郎サイドにこっそり参加しているという印象で、無害というか存在感が薄い。
ただ、妖怪的にはこの「存在感の薄さ」は重要なもので、科学的に理解されていなかった自然現象が、妖怪のせいにされていた昔、それは言い換えると「周りには怪異を及ぼすものがたくさんいるよ」ということでもあった。
しかし、そんな話を吹き飛ばすことが、僕が幼少より気にしていたことである。
こいつは、歌うらしいのである。
「小豆とごうか、人とって食おうか、ショキショキ」
ある意味妖怪らしい、怪しげな歌詞である。
水に流された砂の擦れる音、動物が砂利を踏んだ音、あるいは「小豆洗い」似の知らないおじさんが実際小豆を洗っていた音。
それだけの、存在感の無さ、無害さは、歌声というやや自然現象とは結びつらいことで薄まった。
そして、妖怪イメージは「人とって食おうか」で一蹴され、危険なやつにランクアップした。
それにしても「小豆とごうか」と「人とって食おうか」の落差である。
「俺とっては小豆を洗うことと人を食うことは同じようなことだ」
「朝飯前だ」
2行目は余計だったかもしれないが、なんだこのハードボイルド感は。
そして一番気になるのが、この歌のメロディーである。
「ショキショキ」が歌詞なのか実際の小豆をとぐ音なのか。
これも気になるが、僕が昔から一番気になっていたのが、メロディーである。
♪小豆とごうか
♪人とって食おうか
♪ショキショキ
水木しげるも、本当はこう書くべきだった。
どんなメロディーだったのか。
そもそも「歌う」というのが、今の「歌う」の感じではなく、句のような、都都逸のようなものだったのだろうか。
どちらにせよ、何か音源残ってないかな、と思う橋のたもとである。
ダイヤル
先日行ったバーでは、14インチの液晶テレビで何作目かの007がやっていた。
もう、何が出てくるのか全然わからない名前のカクテルを前に、暇潰した喫茶店で読んだショートショートを思い出す。
それは「ダイヤルAを回せ」という有名な小説を書いた人のらしくて、僕はそれを知らなかった。
どちらかというと、「ダイヤルMを廻せ」は聞いたことがある。
確かヒッチコックのやつで、何かスパイっぽいなと。
ゆえにバーの007も含めて、今日はスパイの日だと思った。
それにしても、祖母の家にあったダイアル式の「黒電話」である。
それにアルファベットは振られていなかった。
おそらく、スパイが盛んな地域の電話には大概振られているのであろう、AやらMが。
しかし日本の多くのダイアル式電話にはない。
「ダイヤルAを回せ!」
「ダイヤルMを廻せ!」
「さもなくば、家族がどうなってもいいのか!」
スパイ映画っぽく、恐喝まがいにこう言われたら、日本人はどうしたらいいのか。
「うちにはダイヤルのAがないんだ!。本当だよ!!」
「もちろん、Mもない!」
「どうすりゃいいんだ!」
「もう全然Aないから、それに近そうな1でいいか!?」
「Mも全然ないから、なんとなく近そうな3でいいか!?」
名作「ダイヤルAを回せ」「ダイヤルMを廻せ」における、あのスリリングな名場面が日本ではこんなに牧歌的なことになってしまうのである。
スパイが盛んでなくてよかった、日本。
もちろん、実は盛んだったとしても、それに気づかれないというのはスパイ冥利なので、どちらにせよ、よかった。
ところで「ダイヤルAを回せ」「ダイヤルMを廻せ」ってどんな話なんすかね。
煮干し
居間の隅にあった段ボールの中に、なぜか猫のエサ入れがあった。
中には銀色に光るものがある。
うちの猫は煮干しなんて食べたっけ、と思ってよく見てみたら、ねじだった。
ねじがなぜ、そんなことになっているのかも変だ。
しかし、エサ入れの中にあるだけで、銀色のものは煮干しだ、と認識してしまう判断の安直さには驚いた。
認識の慣性とも言えようか。
このままでは、僕はねじに付いたナットをくるくると外しながら「煮干しはワタを取ると苦みのないダシが取れる」とか言い出しかねない。
お味噌汁の具がナットとワッシャーとかなってしまう。
「鉄腕アトムの朝ごはんかっ!!」
「ロボビタンA和風味かっ!!」
この、それほどでもなく、さらに結構いろんなメディアで触れられている突っ込みは、近い将来にロボット差別として禁止されるのだろうか。
段ボールからエサ入れを取り出してみると、そもそもエサ入れではなかった。
僕の安直さは思っていたよりも原初的で、もう段ボールに猫以外のものが入っていたら、まずそれは必ずエサ入れなのだった。
obk
最近気づいたことには、「少女A」がある。
「少女A」は確か中森明菜が歌っていたやつだが、そうではなく「名前を伏せる」という意味のほう。
「オバケのQ太郎」は、名前が伏せられて一部イニシャルになっている(伏せ名)ということに気づいたのだった。
名が伏せられているということは、どういうことなのだろうか。
Q太郎は余地なく難しそうなので、周りをまず考えたい。
ガールフレンドのU子さんは、おそらく本名は「うつ子」「うる子」とかだった。
昔っぽい感じだと「牛子」さんや「馬子」さんなどといった、農業やいい衣装を着ていそうな人もいそうだが、ここは「うつ子」さんだろう。
そしてこの「うつ子」さんは、この世に未練がありつつ悪いこともしていたため、オバケかつ「伏せ名」の状態なのである。
おそらく「Q太郎」に登場するオバケはみな、何かしらそうなのではないだろうか。
「うつ子」さんの場合、「廊下の電気つけっぱなし(未練)で、廊下の電気つけっぱなし(悪いこと)」くらいのことをしたのだろう。
P子ちゃんはもういいとして、O次郎。
Q太郎の弟で「バケラッタ」が有名だが、彼の本名は間違いなく「小次郎」であろう。
彼が「伏せ名」なのは例外的に、不思議なことに「一頭身」だからというのが、通説である。
X蔵。
Q太郎のお父さんである。
関数などで未知数を表すエックスであるとも捉えられそうだが、おそらく本名は「ぇん蔵」で、昔ではなかなか珍しい小文字始まりであった。
たぶん「ぇん蔵」は、給食のパンを机の中に隠したりした。
おZはQ太郎のお母さんで、本名っぽいものは「お斬、お尽、お絶、お損」と、かなりパンクな女性像が予想される。
かろうじて「おずん」はお笑いコンビを丁寧に言ってみた感じになり、そういう点では好感が持てる。
少なくとも「伏せ名」になった原因については、「おずん」以外の候補では思い当たるふしあり、といったところだろう。
そしてQ太郎。
本名は「ひとし」なのだが、改名以前は太郎だったため、「旧太郎≒Q太郎」になったのが真相である。
ひとしは、様々な人に対して、座る直前の椅子を引くいたずらをしたため、本名が伏せられている。
このように、Q太郎に登場するオバケたちは生前、罪を犯しかつ何かしら未練があるため、あの状況(オバケであり、伏せ名)なのだった。
そうなると「ドロンパ」。
伏せ名でなさそうなのでたぶん悪いことはしておらず、ただ未練があるからその辺をうろうろしているやつということになり、それはある意味「見たことあるが、名前が出てこないやつ」としては、相応な境遇であるといえる。
飯島
「いい旅夢気分」と「イイジマフクロウニ」は、ほんの少し似ていると思うが、その性質は「気分がいい」のと「毒持ってる」というので、だいぶ違う。
しかし、このようにブレンドするとどうだろう。
「いい旅フクロウ二」
「飯島夢気分」
毒っ気は薄れ、両方楽しそう、気分良さそうになりました。
やったね!!
熱伝導
今日食べたインドカレーは、おいしかったがもう少しナンが甘ければよかった。
そして熱かった。
ルーも、ナンも、そしてなんとかチキン。
これが非情な熱さで、特に骨部分。
チキンを食べるときに便利な骨部分が熱いんである。
そのせいで、今でも薄皮がはがれた口の裏が痛む。
僕は、骨があんなに熱くなるものだとは思っていなかった。
あれは鉄板というか、金属的な熱さ。
カルシウムは金属元素だから、間違っていないが。
というか、ある種の波長だか何かを当てて、生身の中の骨を熱する、なんて怖いことを思ってしまった。
そんなことができるのかはよくわからないが、もしできるなら、薄皮どころではない。
本当の肉離れだ。
食べたチキンも肉離れがよかったし。
唐突に「肉吸い」という妖怪を思い出した。
文字通り、関西で見かける肉スープ、ではなくて人の肉を吸う、ビジュアル最悪な感じの妖怪。
こいつが肉を吸うときは、被害者の骨を熱して肉を離れやすくする、なんてこの時は冗談で書いていたのに。
とりあえず伏線張っておいた。
大魔王の嫁
ずいぶん前のメモに「ハクション大魔王の嫁」と書かれていた。
どんなタイミングでこれを書いたのかは覚えていないが、その時気になった気持ちは、分からないでもない。
ハクション大魔王はアニメで昔やっていて、アクビちゃんという娘がいる。
ゆえに嫁がいそうなものなのだが、僕は知らないのだった。
早速調べてみると、簡単に言えば「シャックリ」さんが怪しいらしい。
家族だ。
見紛う事なき家族で安心なのだが、調べる前まではいろいろ考えていた。
例えば「舌打ち夫人」。
いつも機嫌が悪く、どんくさい大魔王を叱咤する、映像まで頭の中に出ていたのに。
「せき込み女王」。
病気がちだから登場回数が少ない。納得。
「くちぶえ王女」。
なんか「みんなのうた」にありそうな、フレンドリーな感じが民衆の心をつかむ。
「ハミング姫」。
やや「なんか言いたいことがあるなら言えや」の雰囲気。
「プリンセスホーミー」。
ちょっと間違えると「プリンセス for me」になり、ロマンチック。
「クチャクチャ様」。
ここ2~3日の中で一番怖い。
今日怖いテレビやっていたけど、それより怖い。
「ボイパ皇后」
堅苦しそうな「皇后」だけど、ボイパのおかげで助かった。
「マダムイビキ」
ほぼハクション大魔王の見た目。
でもシャックリ。
ハクション大魔王が「くしゃみ大魔王」でないところを考えると、シャックリ女王も「ヒック女王」になるかもしれないが、なんかやたらスラング臭がするのは、僕だけか。
空が鳴っている
アンパンマンの登場人物は多いことが有名だが、まだまだ増える。
その理由の一つとして「パンナ換算」が控えていることが挙げられる。
即ちそれは、パンを模したキャラクターたちに、妹もしくは姉、もしくは母、はいからな祖母などが、一気に増えることにある。
もちろん、テレビに出ている「パンマン」勢が実はマイノリティなのだとしたら、そこは逆に「パンマン換算」でいいわけであり、さらにアンパンマンの世界は広いだろうから、他のパターンも大いに考えられる。
今、ふと「坊や」が出てきた。
確か結構いたはずだ、「なんとか坊や」が。
となると、もうパンを模したとか抜きにして、あらゆるキャラクターに、子が誕生できる。
なんだ、「パンナ換算」なんて霞んでしまうじゃないか。
なんか面白いと思ったのに。
ただ、今回思ったのは、アンパンマンは「パン以外を模したキャラクター」が出現した時点で、もう加速するしか道はなくなったのかもしれないということだ。
そう、坂道を転がるアンパンのようにな!
やきとりについて2
【昨日までのあらすじ】
焼き鳥で音階をあらわすことになりました。
=====
笛で奏でられる音階はどれほどなのだろうか。
種類は「ドレミファソラシ」で、確かこれはイタリア語。
どの言語でもこの種類数は変わらないのだとすると、7種類だ。
まず、焼き鳥で7種類を考えてみる。
もも、レバー、つくね、かわ、ハツ、砂肝、軟骨
パッと考えると、これらが出てきた。
あら、ちょうど7種類。
ここで、調べ物をしていると、いいの忘れていた「ぼんじり」。
「ぼんじり」には是非「シ」を担当いただきたいところだ。
他にもいろいろな部位が焼きとられているようだが、ポピュラーなものはこんなところだろう。
は、これらのメンツで「焼き鳥の音階」を考える。
まず見逃せないのは「レバー」で、もう「レ」である。
ドレミの歌で、レモンと変えても遜色ない、生粋の「レ」。
それ以外のものが「レ」を担当するのは少々難しい。
「ドはドーナツのド、レはつくねのレ」
ドレミの歌の、何かの絶対的な概念が崩れているのである。
次に気になるのは、以外にも「ド」で、「度肝を抜く」という言葉から、砂肝をノミネートしたい。
「超弩級」という言葉の「ド」は確か、ドレッドノートという、軍艦の意を持つ英語から取ってきた「ド」であるが、実は「度肝を抜く」の「度」は、音階の「ド」だったのである。
「レバー」も肝臓であるから、ドの資格は持ってはいるが、彼彼女はあまりにレが似合う。
「ド」は砂肝だ。
そして「ファ」。
もう「ハ」と同義である。
したがって「ハツ」。
ここで整理すると、以下のようになる。
ドレミファソラシド
砂肝レバー(ミ)ハツ(ソラ)ぼんじり砂肝
もう全然面白くない。
そして多分、こういう串がきても、美味しそうじゃない。
せめて「ミ」と「ソラ」あたりには、ねぎでも挟んだほうがよさそうだ。
今回のメモ
具を器官順に刺した焼き鳥があったとしたら、それはちょっと遊びすぎなきがする。