卒業文集
7番 局地的な大雨
先生、皆さん、本当にありがとうございました。
どうにか学校を卒業することができ、晴れて四季に就職することができました。
この学校での思い出は、僕のことをみんなに理解してもらおうと必死だったことしかありません。
仕方がないのですが、どうしても僕は悪者になってしまうのです。
最近、調子のよくないときが多くなり、そのときどうしても降らせてしまいます。
それが迷惑だというのです。
僕だって被害なんか出したくないです。
しかし、こうして学校には通っていますが、僕は自然現象なので、どうすることもできません。
そう叫びたいときもありました。
でも、僕が泣きそうになると、あわててみんなやさしくなるのが面白かったです。
楠田さんなんか、僕の頭をなでてくれました。
そうした学校生活は、必ずしもつらいものではありませんでした。
でも、もう卒業です。
僕は、どうにもならないときがあるので、これからも皆さん気をつけてください。
では今度、前線で会いましょう。