ブイヨンの憂鬱、3。

【あらすじ】
昔の地球。
生物がはじめて誕生したのは水中、原始スープ内だった。
って、なんだ気になるなおい、原始スープ。
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人類代表として、恥ずかしながら申し上げさせていただくが、原始スープって、なんだかである。
詳細を知らない人が原始スープと聞くと、ひげもじゃ豹柄ムームーの原始人が食す、砂利の混じったマンモス肉のスープと考えてしまうに違いない。
しかし、その前に、とにかく言葉がだめなような気がする。
「スープ」か。
「スープ」がいけないのか。
と、ここにきて、我々ははじめてこの言葉を日本に紹介した人の苦悩を知ることになる。
「原始汁」
こいつはいけない。
無理やり訳すのも考えもの。
彼はそう思ったに違いないのだ。
「なんだ、スープのときより、なんだか砂利が入っていそうじゃないか。」
そう思った人、いないだろうが、残念。
この言葉が目指すのは「でかい肉から出たアクの層ができている、岩塩で塩辛くなったスープ」ではなく、生命誕生の奇跡を担う液体の名、なのである。
「スープか、汁か…」
吉田戦車の漫画を読んでいるなら、彼がどちらを選択するかは明白である。
前回より責めていたが原始スープ、これはこれで最善のネーミングだったのかもしれない。

「ブイヨンの憂鬱、3。」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    スープより、汁の方がグッとくるのは原始的なんですか、オレは。
    自慢なんですが、戦車ファンのオレはファンレターを書いたら、返事とプレゼントが送ってきました。
    プレゼントは、しいたけではなかったです。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >>スープより、汁の方がグッとくるのは・・・
    僕だって、グッとくるのは汁側です。
    ただ、原始スープの場合、グッとこさせる理由はないわけで・・・。
    >>戦車ファンのオレは・・・
    ちゃんと神棚に飾ってありますでしょうか。
    ちゃんと。

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