「なんかおもしろくないなー」という、漠然とした気持ちがもう、10年は続いているような気がする。
もちろん、全くそれがないのが10年続いているはずもなく、面白いものはいくつもあったのだ。
しかし、そのほとんどを、僕は感心することで感じてしまう。
「うわ。それうまいこと言ったなー。すごいわ。」
胸が痛むほど笑い転げたり、加湿器が必要になったり、そういったのが、無い。
こんななので、時間があればお笑い番組をよく見る。
すると、1/2くらいの芸人さんはうまいこと言いで感心しーの、1/4くらいの芸人さんはオチが読めーの、1/4くらいはチャンネルを一時変えーの、になる。
要は、半分くらい、笑えないし、感心できない。
例えば、一発ネタを持つ、ある人気芸人さんがいるが、どうしてもあまり笑えない芸人さん。
それが一発芸的な面からのみ得られる感じなのかはともかく、だが。
ただ、僕としてはむしろ普通の会話や漫才の方が、いいセンスを出す気がする、そんな人。
ところで、僕は一度もあったことの無い人を批判的にどうこう書きたいわけでない。
ここで言いたいのは「昔だったら、そのネタに笑っていただろう」ということだ。
どういうことか。
それは「以前、何かしらその人の芸風に似たモノを見てしまった。」ということ。
上記の、笑えないし、感心できない芸人さん達のもそう。
過去に、似た芸風を経験してしまっているのだと思う。
もしかすると、全然芸風が似ていなかったとしても、例えば顔が似ているというだけで、過去に経験したものとして勘違いしているかもしれない。
過去に見たっぽいから、いまいちと感じる。
それが、さみしいし、もったいない。
「僕のエド・はるみ(書いちゃった)枠は、もうチェックが入っちゃっているみたい。だからいまいちなんだと思う。」
誰なんだ、俺のエド・はるみ枠を塗りつぶしたのは。
その人がエドよりも面白くなかったら、エドに申し訳なく、僕ももったいないことになっているんだぞ!!。
と、この一連の話を知人に話したところ、かわいそうな子を見るような目で、見られちゃった。