前ならえ

「どんなロボットダンスの達人だって、まずは小さく前ならえから始まるのさ。」
調子の悪いとき、ジョンはいつもこう言って笑った。
これを聞いたみんなも笑うのだった。
誰もが、ジョンが全試合を終えたときはナンバー1になっていることを知っているから。
そして、ジョンは背が低いので、前ならえのときは腰に手を当てる最前列の役目だったはずだから。

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